村上春樹の短編小説をアメリカで映画化した、記念すべき初逆輸入映画『神の子どもたちはみな踊る』が、10月30日(土)に公開が決定致しました。

主人公ケンゴの恋人役サンドラを演じたのは、ドイツが誇る女優ナスターシャ・キンスキーの娘であり、本作で映画デビューを飾ったソニア・キンスキー。ソフィア・コッポラ監督の公開待機作も控える彼女はデビュー作で見事なヌードを披露している。

映画は、舞台を日本からロサンゼルスに置き換え、原作が持つ感情を増幅させて、現代における愛とは何か、アイデンティティとは何かを、慈愛に満ちた独創的な視点で探求しています。スタイリッシュな映像は、一見シンプルだが原作同様、謎に満ちており、魅惑的に描写されています。

-STORY-
ロサンゼルスに住む若者ケンゴ(ジェイソン・リュウ)は、宗教活動に情熱を注ぐエキセントリックで美貌の母・イヴリン(ジョアン・チェン)との二人暮らし。イヴリンはケンゴを全身全霊で愛し、「神の子」だと言って育ててきた。恩人であり職場のボスでもあるグレン(ツィ・マー)とも距離を置いた付き合いしかできず、恋人のサンドラ(ソニア・キンスキー)が結婚したいと願っても、「神の子」であることを理由にそれをはねのけるケンゴ。人生に踏み出せぬ彼の前に、ある日、耳の欠けた男が現れる。それは、本当の父かもしれぬ男。必死に彼の後を追うケンゴは、思いも寄らぬ体験をする‥。

ソニア・キンスキー:
1986年3月2日、スイス生まれ。祖父がクラウス・キンスキー、母がナスターシャ・キンスキーという演技者の血統に生まれる。母親譲りの美貌とスタイル、そしてナチュラルな存在感が買われて、本作で映画デビュー。ほか出演作に、ソフィア・コッポラ監督の公開待機作”Somewhere”(10)など。

10月30日(土)よりシネマート六本木他にて全国順次ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa