モテテクの時代はもう終わり!!

そのファッションや華やかな恋愛遍歴・個性的な生き方で、男性のみならずいまも若い女性の絶大な支持を支集めるブリジット・バルドー。写真集や出演作を見て、そのおしゃれさに衝撃を受けたという「小悪魔ageha」の中條寿子編集長にお話を聞いた。
「ブリジット・バルドーって完全に今の顔をしてますよね。メイクがagehaとそっくり!! 今のagehaも色をほとんど使わず、アイメイクの黒で勝負する考え方。髪型も「盛り」の元祖ですね。今ならパリス(・ヒルトン)と見た目のイメージは近いけど、この人はまた全然違った魅力を持っていると思います。この時代に、ここまで自由にやっていたのはすごい。同時代の人でも(マリリン・)モンローは真っ白で柔らかくて丸くて、まさに男性ウケする要素満載なんだけど、バルドーは女性ウケする色気があるんですよね。「母性」とは違う何か魔性っぽさ、愛人ぽい感じというか(笑)そういう雰囲気に、みんなが引きつけられるんじゃないかと思います」

 セックス・シンボルとして一世を風靡したBBだが、「バルドーの魅力は、男ウケを狙っていないところ」と中條編集長は言う。
 「BBのメイクやファッションって、彼女自身の考える可愛さを追求した結果だと思うんです。agehaの子たちもそうですけど、自分との戦いの部分で可愛くなろうとしている。どうしたらあゆみたいな目になるんだろう?どうしたら髪がキレイに巻けるんだろう?とかね。男ウケのためだけなら、ほめられて、愛されて完結するけど、彼女たちのゴールは“自分がよしとするかどうか” 。女の子の可愛くなりたい欲望って、永遠に終わりがないでしょう? だからゴールはないんですよね。BBのビジュアルには、それと同じ志を感じます。他人へ媚びることなく、自分がそうしたいからしている。愛されることだけを目指すより、それってハードルが高いし、よりストイックにならなきゃいけなかったりすると思うんですよ。それでいて、彼女はとても自然だし男性にモテていた。すごいことですよね」

 今回の映画祭が、新宿の歓楽街で行なわれることに興味津々の中條編集長。
 「実際に映画に出ている彼女を見れば、マネしたいと思う子はどんどん出てくるはず。知らなきゃもったいないですよ! agehaの仕事でもよく行きますが、新宿の映画祭、新鮮ですよね。みんなにもこの機会に、BBの可愛さを知ってほしいなと思います」

 国内で約20年ぶりとなる、バルドーの本格的な映画祭「ブリジット・バルドー生誕祭」は、いよいよ今週末8月28日(土)スタート。新宿武蔵野館の90周年を記念して、全盛期の5作品が一挙公開される。

8/28(土)新宿武蔵野館にて、BB再び生誕!!
ブリジット・バルドー生誕祭〔8/28(土)〜BBバースデイ9/28(火)
5作品一挙公開 連日10:30よりモーニングショー〕★全てDLP(DV-CAM)上映となります。

配給/IMAGICA TV  配給協力/コミュニティシネマセンター

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa