2010年1月オランダ・ロッテルダムで初上映されるや世界の映画祭が注目!

「美的、知的、詩的なドラマ」   (スエーデン・ヨーテボリ映画祭)
「グレートのひと言」       (ブエノスアイレスインディペンデント映画祭)
「論議を呼ぶ映画」        (バンクーバー・ニューアジア映画祭)
「ウチでは上映しません」     (シドニー映画祭)
「映画に私小説があればまさにコレ」(カイエドシネマ記者)
「是枝、岩名、吉田(喜重)」   (ジャパンタイムス/シカゴ新報)
「尋常ならぬ映画」        (ロッテルダムにて・多数の映画祭プログラマー)

素晴らしかった。
目を閉じてもフランスの刺すような光が未だ残っている。
人は「マユ」の外側へは出ていけない。
内側へも、手を伸ばすことは許されない。
多分それは、目を開けては視ることが出来ないもの。

山出淳也 アーティスト/BEPPU PROJECT代表

懐かしさを覚える映像。美しい風景。
だが、タダの家族映画ではない。岩名雅紀の「裸の直球」だ。

白澤吉利(舞台監督)

凄い映画だ。
こんな映画を撮った監督が日本人であることが誇らしくなるほどである。
昨今の映画からは<身体>=魂が消えてしまった、と感じることが多いが、この映画は全篇<身体>で出来ている。
それも人間の身体だけではなく、動物も家屋も植物もあらゆる事物が<身体>で出来ていることを痛感させてくれる。
そして究極は<純化した身体>の性交・・・・これは本当は大島渚やゴダールが撮りたかったものではなかろうか。
その上でのラストの衝撃は、そんじょそこらのホラー映画すら凌駕している。
なんという恐るべき大傑作・・・・。

大口和久(批評家)

フランス南ノルマンディに住む日本人舞踏家カミムラ(62歳)のもとへ、今年も東京から妻アキコ(47歳)と娘のマユ(8歳)がやって来た。ほどなくカミムラと同棲する愛人ユズコ(35歳)はニューヨークへ旅発っていく。 四人の関係は至って穏やか、光と緑に包まれた‘夏の家族’たちの平穏な日々が続く。ただ不思議なことはそうした間にもおしゃまで快活なマユの声はすれども一度としてその姿を見せないことだーー。
人と自然が織りなす魂のシンフォニー。狂気と愛が共鳴する不可思議な世界。

「狂気」の窓から眺めた「現実」はかくも美しい
静かに狂へ

2010年10月9日
渋谷 UPLINK Xにてロードショー!
15:00/18:50
特別鑑賞券¥1,300 / 当日 一般¥1,500 / 学生¥1,300 / シニア¥1,000
※予約:natsunokazoku@yahoo.co.jp (広報まで)

2010年9月28日
【公開記念舞踏会】(タイトル仮題)
渋谷 UPLINK FACTORY
19:30開演
¥3,000(ワンドリンク+上映鑑賞券の特典付き!!)
出演:岩名雅記 / 音楽:平石博一 / トークセッション:大須賀勇
※予約:factory@uplink.co.jp (UPLINK FACTORYまで)

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執筆者

Yasuhiro Togawa