10月23日(土)〜31日(日)に開催の第23回東京国際映画祭(以下TIFF)のコンペティション国際審査委員長に、ニール・ジョーダン監督が決定致しました。

ニール・ジョーダン監督は第1回東京国際映画祭(1985年)に『狼の血族』で参加。
今回25年ぶりのTIFF参加となります。
また、アカデミー賞をはじめ多くの国際映画祭で数々の賞を受賞するなど、ハリウッドで活躍するアイルランドを代表するストーリーテラーです。

<プロフィール>

1950年、アイルランド、スライゴ生まれ。
小説家としてキャリアを始める。
処女作の短編集「チュニジアの夜」(1976)で、ガーディアン・フィクション賞を受賞。
その後、5作品を発表。「The Past」(1979)、「獣の夢」(1983)、
「Sunrise With Sea Monster」(1994)、「Shade」(2005)。
最新作「Mistaken」は2011年に出版予定。

1982年『殺人天使』にて長編監督・脚本家デビューを果たす。
その後、『狼の血族』(84)、『モナリザ』(86)、『クライング・ゲーム』(92)、
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)、『ブッチャー・ボーイ』(98未)、
『ことの終わり』(99)、  『ギャンブル・プレイ』(02)、『プルートで朝食を』(05)、
そして最新作『Ondine』を含め、15作以上の映画において、
脚本・監督・プロデュースなどを手がけている。

彼の作品は、アカデミー賞、英国アカデミー賞(BAFTA)、ゴールデン・グローブ賞、
ヴェネチア国際映画祭(金獅子賞)、ベルリン国際映画祭(銀熊賞)など、
世界中の映画祭で数多くの賞を受賞し、高い評価を受けている。
また、これまで5つの名誉博士号を授与されており、1996年には
フランス芸術文化勲章(オフィシエ)を受勲している。

<主な受賞歴>
『クライング・ゲーム』でアカデミー脚本賞、
『マイケル・コリンズ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、
『ブッチャー・ボーイ』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞

執筆者

Yasuhiro Togawa