「おくりびと」の脚本家・小山薫堂が構成を担当した実写3D映画『FURUSATO〜宇宙からみた世界遺産』に出演している内田伽羅(10)の演技について、父であり「おくりびと」主演の俳優・本木雅弘が合格点を出した。

世界遺産を、宇宙からの地球観測衛星「だいち」と地上のデジタル3Dカメラで多面的に映し出した本作で、今回、内田伽羅は世界遺産がある広島に暮らす少女として登場。厳島神社や原爆ドームといった世界遺産を巡りながら、遺産のたたずまいや遺産への想いを伝えている。荘厳な世界遺産の大切さを表す重要な役どころだ。

先日、仕事の合間を縫ってこの作品を娘・伽羅と二人で見た、父で俳優の本木雅弘は、
「今のところ(伽羅)本人は仕事を続ける意思はありませんが、いい経験をさせていただきました。」と述べると共に、試写の後には「地球と子供たちに優しいまなざしが感じられる映画ですね。」と作品を絶賛。父親譲り、いや祖父・内田裕也、祖母・樹木希林をはじめとした芸能人ファミリーのDNAの成せる技か、その落ち着いた中にも清楚な演技を見せた伽羅ちゃんに、芸能界の先輩として太鼓判を押した。

立体映像の迫力あるピラミッドや宇宙から大俯瞰で捉えたグランド・キャニオンなど、壮大な世界遺産に霞むことのない存在感を見せた内田伽羅。本人は仕事を続ける意思はないとのことだが、これだけの血筋をもったサラブレッドを業界としても放っておけないだろう。父の出演作「おくりびと」とともに“世界”的存在になるかもしれない逸材を、今後どのような形で“おくりだす”のか。お父さん、ぜひよろしくお願いします!

『FURUSATO〜宇宙からみた世界遺産』は6月19日(土)よりワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか全国3D映画館で公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa