NHK大河ドラマ「天地人」で主演を務め、今や日本を代表する俳優として活躍を続ける、妻夫木 聡。『GANTZ』『ノルウェイの森』など2010年も様々な作品で多彩な魅力を披露し続ける、松山ケンイチ。今まで交わることのなかった日本映画の二大スターが満を持して初共演を果たす本作。監督は05年『リンダ リンダ リンダ』で大ヒットを記録、08年、『天然コケッコー』では毎日映画コンクール日本映画優秀賞を受賞するなど、今最も注目を集める若手カリスマ監督、山下敦弘。自ら映画化を熱望し、3年半ぶりにメガホンを取った最新作です。原作は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど多岐に渡る分野で活躍する川本三郎氏自身の新聞社入社当時1969年より1972年までのジャーナリスト時代に経験した愉しくもほろ苦い日々を綴った衝撃のノンフィクション。それを元に、人気脚本家・向井康介が3年近くもの歳月を費やしフィクションとして再構成、現代若者の心にも響いてゆく青春の葛藤を描いた一級の社会派エンタテインメントとして、映画化されます。共演者には、忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼といった新進気鋭の若手から、長塚圭史、山内圭哉など舞台の実力派俳優、さらには三浦友和にいたるヴェテランまで、豪華かつ鮮度の高いキャストが寄り集い、物語をよりリアルにまたエモーショナルにつむいでゆきます。

5月16日にクランクイン、7月上旬にクランクアップ、2011年に全国公開を予定しております。日本を代表するスターたちと才能あふれる監督の顔合わせで贈る、日本が一番熱かった“激動の”時代を駆け抜けた若者たちの心震わす青春ドラマの誕生を、是非ご期待くださいませ! 

●STORY
“その時、暴力は優しさを手に入れるために肯定された。僕らはそれを頑なに信じたーーー”
1960年代後半——現在の日本社会が失った“社会の熱”が渦巻いていた時代—
理想に燃えながら新聞社発行の週刊誌編集部で働く記者、沢田(妻夫木 聡)。
彼は激動する“今”に葛藤しながら、日々活動家たちの取材を続けていた。
そんなある日、先輩記者、中平とともに梅山と名乗る男(本名片桐)(松山ケンイチ)より接触を受ける・・。
「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
沢田は、その男に疑念を感じながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えるのだが・・・

出演:妻夫木 聡   松山ケンイチ 忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼、韓英恵、長塚圭史、山内圭哉、古館寛治、あがた森魚、三浦友和
監督:山下敦弘 脚本:向井康介 
原作:川本三郎「マイ・バック・ページ」(秋、平凡社より復刊予定) 企画・制作プロダクション:WOWOW FILMS、マッチポイント 配給:アスミック・エース

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47717

執筆者

Yasuhiro Togawa