もしも、スキー場のリフトに取り残されてしまったら?
叫び声も凍りつく、体感型シチュエーション・パニック・スリラー!

例えば、飛行機やエレベーターに乗ったとき、「もしも墜落したら」「もしも閉じ込められたら」などと、つい嫌な想像をしてしまった経験はないだろうか。それが想像上の悪夢ではなく、もし現実に起こったとしたら—。
日の暮れたスキー場で最後の滑りを楽しもうと、ダン、ジョー、パーカーの若者3人が乗り込んだリフトが、突然山上への途中で停止してしまう。いくら大声で救助を求めても、大自然の真っただ中では誰にも悲鳴は届かない。スキー場の営業が開始するのは1週間後。ゲレンデの照明が消え、猛烈な吹雪にさらされたとき、携帯電話も食料も持たない3人は、自分たちがこの上なく最悪の状況に陥ってしまったことを思い知らされる。氷点下20度という血も凍りそうな極寒の暗闇のなか、地上15メートルの空中に宙吊り状態で置き去りにされてしまったことを—。
スキー場を訪れた経験のある人ならば、誰もが一度は想像したことのある悪夢のようなワン・シチュエーション。真冬の雪山のリフトに宙吊りにされる底なしの孤立感、若者たちの体力&気力を根こそぎ剥ぎ取る寒さと凍傷の恐ろしさ。真夏に身も心も凍りつくような恐怖を提供し、「もうスキー場には行けない…」と思わせる究極の〈体感型パニック・スリラー〉が誕生した。

2010年今夏 渋谷シネクイント ほか全国順次ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa