カンヌ国際映画祭2010 監督週間の特別上映作品として上映された『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』が日本でも緊急公開されることが決定した。
今作はローリング・ストーンズが1972 年に発表した2 枚組アルバム『メイン・ストリートのならず者』の制作現場を収めたドキュメンタリーで、5 月19 日にミック・ジャガーと監督のスティーヴン・キジャックが参加のうえカンヌで上映された。
1971 年、イギリスの高い所得税から逃れるためフランスに移住していたストーンズのメンバーは、カンヌ近くの別荘に居を構え今作のレコーディングをスタートさせた。プライベートでのトラブルなど困難を乗り越えて完成したこのアルバムは、ワールドワイドなヒットとなった人気曲「ダイスを転がせ」をはじめストーンズの最も充実した演奏が記録された作品として知られており、2010 年、リマスターのうえ再発されたばかり。
『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』は、全盛期と称される70 年代前半の彼らの貴重な制作風景を収めた映像はもちろん、現在のメンバー自身の言葉も交えながら、ストーンズの長いキャリアのなかでも最高傑作と呼び声の高い今作にまつわるストーリーが浮き彫りにされている。
『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』はアップリンクの配給により、7 月12 日より渋谷アップリンク・ファ
クトリーをはじめ全国でロードショー公開される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa