フランス観光開発機構、エールフランス航空ならびにパートナー各位は4月8日、都内で2010年度『こんなに近い、日本とフランス。』キャンペーンの記者発表、およびレセプションを開催した。

今年のメインテーマは印象派。日本でも人気の高いこの芸術潮流の発祥の地ノルマンディー地方では今年大規模な「ノルマンディー印象派フェスティバル」が開催される。モネの絵と浮世絵を組み合わせたキャンペーンヴィジュアルも披露され、今後新聞の記事広告やインターネットなど様々な媒体で展開するキャンペーン概要が紹介された。日本国内のハイライトとしては4月中旬から5月初旬にかけて展開する首都圏の列車内広告があり、山手線、東京メトロなど主要交通網の殆どがカバーされる。またフランス関連のイベント会場やフレンチレストランなどでキャンペーンサイト(PC、モバイル)告知カード10万枚を配布予定。同サイトではフランス旅行が2組4名(春・秋各1組)にあたるクイズも実施する。

同記者発表ではフランス観光開発機構とエールフランス航空共催の「フランスルポルタージュ大賞」受賞作品の発表と表彰も執り行い、雑誌部門には『CREA Traveller』(文藝春秋社)、TV部門には『テレビでフランス語.“魅惑の北フランス”』(NHKエデュケーショナル)が受賞。旅心をそそる魅力にあふれていることに加え、様々なテーマで地方の魅力を紹介したそのボリュームも含めて大賞作品として選出された(受賞作品詳細と次年度応募要項は別紙ご参照)。
続くレセプションではアトラクションとして合成写真による“写真でフランス旅行”フォトサービスや、書道家の武田双龍氏による書道パフォーマンスが行われ賑わいをみせた。フィリップ・フォール駐日フランス大使の祝辞のあと、今年新たに「フランス広報大使」に任命されたのは知花くららさん(モデル、リポーター)、小山薫堂さん(放送作家、脚本家、東北芸術工科大学教授)、諏訪敦彦(のぶひろ)さん(映画監督、東京造形大学学長・教授)。

当日は、3人の広報大使にフォール駐日フランス大使より任命状がフランス観光開発機構から広報大使の名刺が授与されたほか、エールフランス航空のヴィンテージ旅行バッグ、ローラン・ペリエのシャンパンなどの副賞が贈られた。
新たに就任のフランス広報大使は「任命されて光栄です。今は“テレビでフランス語“を楽しく収録中。これをきっかけに日仏の懸け橋になりたい」(知花さん)
「フランスとのつながりはまずフランスワインをたくさん飲んでいること(笑)、フランスの絵本邦訳も手がけたご縁があります。頑張ります。」(小山さん)
「フランス映画界が自分を受入れてくれた恩返しをしたい。大学の学長をしているので学生たちも日本を飛び出しフランスを知ってもらいたい」(諏訪さん)
とそれぞれ抱負を述べた。

執筆者

Yasuhiro Togawa