2009年 フランス映画批評家協会最優秀作品賞 受賞
2009年 セザール賞最優秀脚本賞 受賞
2009年 アカデミー賞外国語映画部門フランス代表作品としてノミネート
2008年カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞

パリ20区の中学校を舞台に、様々な出身地、様々な文化的背景を持った生徒たちと、真剣に向き合う担任教師の1年間を、いきいきと描いた感動作。
2008年カンヌ審査委員長のショーン・ペンは、本作について、「授賞の理由のひとつは、作品の完ぺきな一体化にある」と説明。「演技、脚本、挑発、寛大さ、すべてが魔法だ。単純に、誰かに見せたい映画であるうえ、テーマ性も時代や場所を超え、心に響く」と絶賛した。

■■ ローラン・カンテ監督  プロフィール

1961年フランスのメルに生まれる。両親は共に教師。名門として名高い映画学校L’IDHECを卒業。
テレビのためのドキュメンタリー制作に関わった後、いくつかの短編映画を制作。
1994年に発表した『Tous à la manif』はジャン・ヴィゴ賞短編部門グランプリを受賞。
その後1999年、長編デビュー作である『ヒューマン・リソース』で、ルイ・デリュック賞やセザール賞の新人監督賞に輝いた。
『タイム・アウト』(2001年)、『南へ向かう女たち』(2005年)につづき、本作は4本目の長編作品となる。

◆2010年3月に開催のフランス映画祭での先行上映にあわせて、カンテ監督が来日する予定です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa