イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホらアジアを代表する豪華キャスト3人が共演の映画『グッド・バッド・ウィアード』が、この度、日本では本編の一部をカットして公開されることが決定した。

 本作は、1枚の宝の地図を巡って3人の男たちが壮絶な戦いを繰り広げる、ノンストップ・エンタテインメント作品だが、その一部のシーンが日本ではカットして上映されることになった。カットされたシーンはイ・ビョンホン演じるギャングのボス【BAD】がソン・ガンホ演じるコソ泥【WEIRD】の居場所を聞き出すため、ガンホの仲間と密会する場面。そこでイ・ビョンホンが演じた、とあるシーンが問題となった。宝の地図を持つソン・ガンホをおびき寄せるため、ビョンホンがガンホの相棒の小指を切断しようとするのだが、このシーン、イ・ビョンホンの悪役ぶりがあまりにハマりすぎているため、直視し続けていられないほど凄味のあるシーンに仕上がってしまったのだ。

その結果的、観客への配慮からこのシーンは数秒間カットされることとなった。「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」「G.I.ジョー」とここのところ悪役が続くイ・ビョンホンだが、本作で見せる悪役ぶりには特に目を見張るほどと、マスコミ向けに行われた試写会でももっぱらの評判だ。
一部シーンがカットされたとはいえ、『グッド・バッド・ウィアード』の一番の見どころはやはり主演の3人がCGやスタントを一切使わずに体当たりで挑戦した激しいアクションシーン。チョン・ウソン、ソン・ガンホもイ・ビョンホンに負けじと気合いのこもった熱演ぶりを見せてくれており、観客を十分満足させてくれることには違いない。

8/29(土)より 新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテ、ほか全国公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa