2006年、国内外23の映画賞を受賞し高い評価を得た『時をかける少女』の細田守監督が手がける最新作『サマーウォーズ』が8月1日より全国公開となりました。公開館数127館でスタートし、各劇場で満員が続出、先週末(8月1〜2日)の興行収入でスクリーンアベレージ(1館あたりの平均興行収入)はダントツのナンバーワンを記録しました。また、劇場出口調査(弊社調べ)において、満足度は驚異の96パーセントを記録、観客層も広いことから、今後の興行も期待されます。
また、日本に続いて8月13日より大規模公開となります韓国を細田守監督が訪問、8月3日には、韓国ソウルのCGV Yongsanで、マスコミ試写および一般モニター試写が行われました。マスコミ試写には劇場の定員数を超える300人以上の記者が集まり、終了後の記者会見には細田守監督が参加。1時間ほどに渡り現地のマスコミからの質問を受けました。また一般試写は、計2スクリーン800超の席が満席となり、会場の一つとなった同CGV Yongsanでは、上映後に観客と監督とのティーチインも行われました。上映終了後には拍手が沸き起こる盛況な試写会となり、日韓ともに高い評価を獲得しており、今後の公開も期待されます。

≪韓国での評価≫
・輝く夏の記憶、長く残る余韻が心地よい。 (ムービーウィーク)
・血は水よりも濃く、オフラインはオンラインよりリアルだ。(キョンヒャン新聞)
・細田守監督は、デジタルの道具でアナログの情緒を物語る稀有な才能がある。(スクリーン)
・デジタルの危機をアナログ的感傷で描いた秀作だ。(クッキーニュース)
・ジャパニメーションの未来はまぶしい。(シネティズン)

韓国での公開館数は約100館と、日本のアニメとしては、ジブリ作品、ドラえもんに次ぐ規模の公開館数となります。そして、世界3大映画祭に続く映画祭として有名な、8月5日からスイスで開催されるロカルノ国際映画祭では日本のアニメ映画としては初めて、一般コンペティション部門に選出されており、今後、更に世界的な評価も期待されます。

公式サイト
http://s-wars.jp/

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執筆者

Yasuhiro Togawa