10月にBunkamuraル・シネマにて公開いたしますフレデリック・ワイズマン監督最新作「パリ・オペラ座のすべて」本作の予告編が完成!

予告編のナレーションは、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが担当いたしました。
2007年パリ・オペラ座歌舞伎公演の成功は記憶に新しく、パリ・オペラ座と深い縁で結ばれている
海老蔵さんですが、今回は超過密スケジュールの中を縫ってナレーション録音を行ってくださいました。

映画「パリ・オペラ座のすべて」へのコメント

舞台も美しい。客席も美しい。屋上からの眺めも美しい。すべてが美しいパリ・オペラ座が詰まった映画です。
  市川海老蔵(歌舞伎俳優)

<作品概要>
歴史的な建造物に興味のあるあなた
美しいものに触れたいあなた
パリの街を散策したいあなた
そして、もちろん心からバレエを愛するあなたに
──いま、パリ・オペラ座のすべてが明かされる──

フランスの国王ルイ14世が、王の権力と熱意をもって創り上げた世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座。それから348年、革命や争いを経て世の中は激変し、人々は宇宙へ飛び、科学が生命の神秘を解き明かそうとしている2009年まで、バレエ団はずっと変わることなく世界の最高峰に君臨し続けている。 
しかし、その全貌は、情報化社会の中にあって、いまだ様々な謎に満ちている──。

誰も見たことのないパリ・オペラ座の素顔を明かすため、聖域に足を踏み入れたのは “現存する最も偉大なドキュメンタリー作家”と称えられるフレデリック・ワイズマン監督。パリ・オペラ座の全面協力のもと、135日間に及ぶ密着撮影を成し遂げた。
最高に贅沢なのは、エトワール(「星」の意)と呼ばれる最高位のダンサーたちの公演舞台はもちろん、日常的な練習風景や創作過程を間近で見られることだ。その臨場感と迫力は、パリ・オペラ座に行ったとしても味わえない。天才の中の天才である彼らの一瞬すら無駄にしない真剣な姿勢は、たちまち観るものを虜にする。さらに、華やかな舞台を支えるスタッフたちや、経営をめぐる会議、資金を得るための広報活動、ダンサーたちとの待遇をめぐる交渉など、企業としてのパリ・オペラ座の顔も赤裸々に明かされてゆく。
そして、スクリーンに突如現れる、屋上と地下に眠る”秘密”。それは、幾世紀も生き続けてきたパリ・オペラ座の、悠久の歴史を感じる瞬間だ。

 再び、秘密の扉が閉まるまで、あと160分。あなたも、贅沢な空間、そして興奮と驚きに満ちたひと時を過ごしませんか──?

10月、Bunkamuraル・シネマ ほか全国順次ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa