ロマン主義華やかなりし19世紀ヨーロッパに咲いた一輪の名花、クララ・シューマン。その秘められた愛の物語『クララ・シューマン 愛の協奏曲』の公開初日が7月25日(土)に決定いたしました。

ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームス、二人の天才に愛された女神がいた——。
世界が愛した美しい旋律と共に描く、真実の愛の物語。

「子供の情景」の“トロイメライ”などは、誰もが知るメロディであり、後世に残る名曲を輩出した天才作曲家ロベルト・シューマンの妻クララは、ピアニストとしてヨーロッパツアーを回りながら、妻として、7人もの子供の母として、多忙な日々を送っていた。そんなとき、彼女の前に若き新進作曲家ヨハネス・ブラームスが現われる。クララに永遠の敬愛と賛美と賞美を捧げる陽気なヨハネスは、日常生活の苦労の絶えない彼女にとって太陽のような存在となる。同時に体調不良に悩めるロベルトにとっては唯一の芸術的理解者となり、自身の後継者としてヨハネスを世に送り出そうとするが——。

主演のクララに挑むのは、『善き人のためのソナタ』のマルティナ・ゲデック。運命的な愛の出会いと別れを官能的に演じ、新境地を拓いた。ロベルトには、『エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜』などの名優パスカル・グレゴリー。ヨハネスには、『焼け石に水』で女性のみならず男性をも魅了した美青年マリック・ジディ。監督は、ブラームス家の末裔に当たる名匠ヘルマ・サンダース=ブラームス。肉親ならではの大胆さでクララとヨハネスとの関係にも深く切り込み、本国ドイツで大きな反響を巻き起こした。

7月25日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa