日本で唯一の人形アニメーションを専門的に教える学校
2年の成果を初のレイトショー公開!!

誕生から3年目を迎えたアート・アニメーションのちいさな学校。入学した当時はアニメーションをつくったこともなかった生徒たちは2年の時を経て、その大きな成果ともいえる作品を生み出しました。

映画『羅生門』(原作:「薮の中」芥川龍之介)を西部劇版にアレンジした『赤いスカーフ』、シュールレアリスティックな『The sound of ovum』、かわいい動物たちが音楽を奏でる『A little symphony in the forest』、奇抜なギャグが楽しい『空中卵かけライス』など。その作風も様々な生まれたての作品たち。手作り感があふれ、1コマ1コマの丁寧で地道な作業の結晶ともいえる作品に、ほっこりあたたかい気持ちになること間違いなし!
アカデミー賞受賞の加藤久仁生さん(第1、2回ラピュタアニメーションフェスティバル「ユーリ−・ノルシュテイン大賞」入賞)につづく、短編のアート・アニメーション作家がここから生まれていく日も近い!?

アート・アニメーションのちいさな学校とは?
〜アニメーション界の第一人者が揃う講師陣〜

 2007年、阿佐ヶ谷に開校した手作りのアニメーションを学ぶための学校。また、日本で唯一の人形アニメーションを専門的にカリキュラムとして作られた学校でもある。
 人形アニメーションでは「コンタック」「ドコモダケ」のCMや映画『帝都物語』の特撮を手掛けたアニメーション作家の真賀里文子、岡本忠成(『おこんじょうるり』『モチモチの木』など)の作品で人形を作り続けている保坂純子、平面アニメーションではアート・アニメーションの元祖、テレビ番組「11PM」で18年間、驚異の創造力で毎週1本の新作を作り続けた久里洋二、映画『ドラえもん』の監督を長年にわたり務めた名匠、芝山努などがいる。
アニメーションの各分野で先頭を走り続けている第一人者が講師陣として名をつらね、その長年培われた技術を若者へと継承している。

様々な技法を幅広く揃えた見ごたえのあるプログラム
人形アニメーション、平面アニメーション、カットアウト(切り絵)など技法も様々なバラエティに富んだラインナップ。また、今昔物語を原作に学生たちによる独自の解釈により、新たな世界を作りあげた作品群もみどころです。

★全日制 第一期生作品★
『赤いスカーフ 〜今昔物語『薮の中』より〜』(2009/7min)
『The sound of an ovum』 〜今昔物語「大きな死人が浜にあがる話」より〜(2009/4min11sec)吉野直子

★注目の3人娘★
『無人島 ショート・ショート』小田文子(2009/1min25sec)
『The mountain』〜今昔物語〜 (2009/4min)小田文子
『無人島』藤本佐知子(2009/1min17sec)
『月天』?今昔物語? 藤本佐知子(2009/3min50sec)
『short short short』鈴木沙織(2008/1min46sec)

★夜間コース作品★
『猟師と坊主のお話』?今昔物語? 仲本有里、野田美波子、平田裕美子、渡辺由香子(2009/5min25sec)
『舞茸』〜今昔物語〜 飯田裕司、石川一輝、伊東安代、横田京子(2009/7min4sec)
『空中卵かけライス』沼田光太郎(2009/3min50sec)
『かえるの子』河村誠(2009/4min)
『森のくまさん』石垣春美、梶保麻美、鈴木沙織、白川泉、(2009/1min37sec)
『a little symphony in the forest』広安正敬(2009/2min33sec)

★ミハイル・トゥメリア氏と学生のコラボレーション作品★
『ラピュタサーカス』(2008/3min45sec)

★真賀里文子作品★
『久里洋二をつくる:ラテナマジカ』真賀里文子(2008/5min13sec)

学校に関する詳しい情報 http://www.laputa-jp.com/school/へお願いいたします。

<期間>2009年7月11日(土)〜7月24日(金)
<場所> ラピュタ阿佐ヶ谷
    [入場料金] 当日¥500 

<上映情報HP>http://www.laputa-jp.com/school/animaji/animation_majic.html
<主催> アート・アニメーションのちいさな学校

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa