カンヌ国際映画祭にて始動!!
“グリーンカーペットクラブ”発足

現在開催中の第62回カンヌ国際映画祭にて、現地時間の5月15日(土)夜、第22回東京国際映画祭(TIFF)・TIFFCOM2009 主催のレセプション「ジャパンナイト」がPlageMajestic62 にて開催され、1000 人以上もの国内外の映画関係者、各国の映画祭関係者、プレスが詰めかけ、大盛況となりました。

このパーティーでは、昨年オープニングの時に使用されたペットボトルをリサイクルしたグリーンカーペットが会場に敷かれ、依田チェアマンより“グリーンカーペットクラブ”の発足報告、オフィシャルスポンサーの発表、第22回のポスタービジュアルのお披露目が行われました。

新たに発足した“グリーンカーペットクラブ”に関して、依田チェアマンから映画を通して地球環境を考えるために、映画に関わる皆様に、この活動に御賛同いただきたい旨、呼びかけがありました。会場にいらしていた是枝監督、ディータ・コスリック氏(ベルリン国際映画祭ディレクター)、ジェローム・ペイアード氏(フィルム・ド・マルシェディレクター)等、500人を超す皆様がそれに対して賛同の意を表されました。また、昨年TIFF のコンペティション部門で最優秀女優賞を受賞したフェリシテ・ウワシー氏もかけつけました。

■グリーンカーペットクラブご賛同者のご紹介(抜粋)
・ジョン・ウー監督(「レッドクリフ PartⅠ」)
 世界の映画祭のレッドカーペットは全てグリーンカーペットに変えるべきだと思います。
・ジョン・ボイト氏(俳優)
 グリーンカーペットは素晴らしい発想です。映画祭がエコロジーをテーマにしたことはとても斬新なアイディアでした。
 私も参加でき、うれしく思います。
・フェルナンド・メイレレス監督(「ブラインドネス」)
 私たちの「ブラインドネス」もカーボンフリーの映画で、7000 本の木を植えました。
 映画が地球環境の保全に貢献することは大切なことだと思います。

■グリーンカーペットクラブ活動内容■
この取り組みは、TIFF のテーマである“エコロジー”に基づき、昨年度から実施している環境保護への取り組みをよリ一層発展、具体化していくために映画に関わる方々のご賛同の元、活動を開始するものです。
1) グリーン活動の促進:映画祭を通じた環境保護活動、社会貢献活動の実施
 グリーン電力の使用、グリーン活動の象徴であるグリーンカーペットの敷設、グリーンタイ晩餐会の実施 etc
2) 意識啓蒙の促進:映画祭を通じた環境保全への意識啓蒙活動の実施
 natural TIFF とTOYOTA Earth Grand Prixを通じた啓蒙活動の実施、
 スポンサー各社の環境活動や取り組みを紹介するTIFF グリーンカーペットエリアの実施 etc
3) ネットワーク構築の促進:環境への「気づき」の世界的ネットワーク構築活動の実施
 ご賛同者の名前をWeb に順次掲載し、映画人から映画ファンへ「気づき」のネットワークを拡大

⇒詳細は、GCC 公式ホームページ(http://www.tiff-jp.net/gcc/)をご参照下さい。

■ 公式ポスター決定 ■
映画には、人を変える力がある。人には、地球を変える力がある。
TIFF は昨年第21 回より地球環境への貢献をテーマのひとつとした映画祭へと生まれ変わりました。その思いを象徴したものが「緑色の球体」と「Action! for Earth」というスローガンです。この緑色の球体は、地球と人間と映画がひとつの循環でつながっていることを表現しています。
第22 回の「映画には、人を変える力がある。人には、地球を変える力がある。」というキャッチコピーは昨年、映画祭で共有した地球環境への意識を点で終わらせることなく次の世代に続く活動とし、映画の想像力を通じて、地球と映画がよりよい循環へと向かうためには「今こそ私たちが動かなくては」という人のアクションが大切だというメッセージがこめられています。

■ スポンサーのご案内 ■
束京国際映画祭は昨年度に引き続き、スペシャルパートナーとしてトヨタ自動車株式会社、オフィシャルパートナーとして、株式会社木下工務店、日本コカ・コーラ株式会社、富士ソフト株式会社の4社からご支援を頂くことになっております。

執筆者

Yasuhiro Togawa