★中国の若き巨匠ジャ・ジャンクー監督の最新作『四川のうた』が4月18日(土)からの日本での公開を前に、中国とフランスで好スタートを切った。

3月6日より中国全土40都市、270スクリーンで封切され3日間で興行収入は100万元(約1500万円)を突破。
急遽、映画館は上映回数を増やす対応に追われている。

ジャ・ジャンクー監督は、デビュー作から海外では高い評価を受け、世界三大映画祭(ベルリン、カンヌ、ヴェネチア)を30代の若さで制覇したが、中国国内では当局から上映禁止処分を課せられ05年5月に、『世界』が、彼の作品としては初めて国内で上映された。
『世界』、『長江哀歌』(ヴェネチア国際映画祭グランプリ受賞)に続く、3本目の国内上映作品『四川のうた』は、今までとはケタ違いの最高記録を日々更新中。

ジャ・ジャンクー監督を含む製作関係者は驚きながらも、今までの苦節から、中国国内での大ヒットをたいへんに喜んでいる。

フランスでも3月18日より公開し、好スタートとなった。
「リベラシオン」「レ・ザンロキュティブル」「デーヴェードラマ」などの主要メディアで満点である4ッ星を獲得。
「フィガロ」では“発展によって消えてゆくものを通して、見事に中国の今を描いている”と絶賛された。

また3月22日より開催される「第33回香港国際映画祭」のクロージング作品にも決定しており日本での公開を前に、世界各地で盛り上がりを見せている。

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■日本公開概要■
◎『四川のうた』4月18日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
◎『ジャ・ジャンクー特集〜奇跡の軌跡をたどる〜』
  5月23日(土)より、ユーロスペースにて過去5作品+劇場初登場短編2作品を一挙上映!

▼オフィシャルサイト
http://www.bitters.co.jp/shisen/

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執筆者

Yasuhiro Togawa