来る3月22日から4月13日までの間、香港で開催される第33回「香港国際映画祭」における回顧上映、また「観客との対話」セッションで、日本映画界の関連作品が数多く上映されることが決定いたしました。

回顧上映には、「現代性の定義:Defining Modernity」と銘打たれたイタリアの名匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品12本の上映とともに、日本映画界からも故市川準監督による『buy a suit スーツを買う』、『病院で死ぬということ』、『トキワ荘の青春』、そして『東京夜曲』の4作品が、「事象の持つ哀愁:The Pathos of Things」と銘打たれ回顧上映されることになりました。

また、「観客との対話」セッションでは、アカデミー受賞監督オリバー・ストーンの『ブッシュ』、アカデミー受賞俳優ウィリアム・ハート主演の「イエロー・ハンカチーフ(原題)」ととも、日本映画界から1993年製作以来、長らく幻の作品となっていた故市川昆監督の『その木戸を通って』が上映されることも決定いたしました。

上映には、主演浅野ゆう子さんが出席される予定です。同セッションには新進ドキュメンタリー作家、土屋トカチ監督の『フツーの仕事がしたい』も上映されることも決定しております。

第33回香港国際映画祭は、2009年3月22日の「新宿事変」(主演:ジャッキー・チェン)オープニング・ガラを皮切りに、4月13日まで香港コンベンションセンターを中心に開催されます。
香港国際映画祭公式サイト(英語) http://www.hkiff.org.hk/eng/events/

執筆者

Yasuhiro Togawa