第81回アカデミー賞で作品賞など8冠に輝いた『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督、主演のデーヴ・パテル、フリーダ・ピントら関係者の次回作が世界中から注目を浴びている。

アカデミー賞発表後に興行成績がさらにアップし、間もなく『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を抜く、とどまるところを知らない大ヒット作となっている『スラムドッグ$ミリオネア』だが、先ごろ英国のサン誌(電子版)が英国出身のボイル監督に007の最新作の監督話が浮上したニュースを伝えた。しかし、ボイル監督は以前からインタビューなどで「多額の予算をかけた大作よりも、質のいい映画にこだわりたい」と話しており、アカデミー賞前の来日時のインタビューでも『スラムドッグ$ミリオネア』を撮影したムンバイが素晴らしく、とても気に入ったことから、次回作もまた同地で撮影したいと語っていた。007は、英国を代表する世界的ヒット作品なだけに、関係者のボイル監督への熱いオファーも伝えられ、ボイル監督は、人気監督として映画界の台風の目になっているようだ。また、インド・ムンバイのスラム街で育った孤児ながらクイズ・ミリオネアで次々と正解し、不正を疑われる少年を演じたデーヴ・パテルは、本作で英インディペンデント映画賞ほか、さまざまな映画賞の新人賞を受賞するなどこちらもその演技力が高い評価を得た。次回作は、エミー賞を受賞した米ニコロデオンのアニメシリーズ「アバター 伝説の少年アン」の実写版に決定。パテルが演じるのは、以前はジェシー・マッカートニーに決まっていた役どころ。音楽活動と撮影スケジュールが重なり降板したマッカートニーの代役となった。監督を務めるのは、一癖あるストーリー展開で人気のM・ナイト・シャマラン監督。パテルについては「前から興味のあった俳優の1人だが、『スラムドッグ$ミリオネア』を見て候補に急浮上した」と発表。さらにシャマラン監督は、この映画を3部作にする計画だとも語っている。映画さながら、デーヴ・パテルにも大きな幸運がもたらされた。

そのパテルと今回の共演が縁で実生活でも恋人となっているヒロインのフリーダ・ピントは、ウディ・アレン監督の最新作に出演が決定。ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ブローリン、アンソニー・ホプキンスらそうそうたるメンバーの中に加わることが決定した。
『スラムドッグ$ミリオネア』は現在北米を除く、世界34の主要マーケットの全ての作品の興行成績のトータルで1位をたたき出し、北米の成績も、前週成績から85%増で一週間で96,5ミリオン!イタリアでは、なんと前週比556%増しという脅威の大ヒット街道を驀進中だ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa