いよいよ来月に開催が迫った「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」(2009年2月26日(木)〜3月2日(月)の5日間開催)の記者会見が、1月14日(水)アートホテルズ札幌にて行われた。
実行委員長を始め、映画祭名誉大会長、各プログラミングディレクターが登壇し今年の概要と各ラインナップを発表した。

●映画祭実行委員長・澤田宏一(夕張商工会議所会頭)
「昨年は『復活』という事が大きなテーマでございましたが、今年からは『いかに継続していくか』という、今迄とは違った新しい気持ちで映画祭に取り組んで参ります。そのためには、上映作品の質もそうですし、放送を通じた新たな試みや、夕張ならではの暖かいコミュニケーションをより深めて頂けるような、映画祭全体の質をより一層向上していくことが何より重要だと考えております。昨年は8,688名の動員がございましたが、今年はそれを上回る10,000人の動員を目標とします。今年から以前と同様、寒い2月に開催となりました。白い雪に包まれたゆうばり映画祭を存分に楽しんで下さい。」

●映画祭名誉大会長・藤倉肇(夕張市市長)
「今年も市民の皆様、関係者の皆様のおかげで、昨年に続き、夕張映画祭を実施することができました。夕張市民の手で創りあげている映画祭として2年、3年、4年と継続することが、夕張の復活へと繋がると考えております。 映画関係者、スポンサー、夕張を愛する人たちの力によって成り立っている映画祭です。私たちは『お帰りなさい』の気持ちをもってこの映画祭を盛り上げていきたいと思います。」

●招待作品部門プログラミングディレクター・福地礼子
「今回は春休み以降の公開が待たれている選りすぐりの10本をご用意しました。オープニングに『クローズZEROⅡ』、クロージングに『マダガスカル2』、そして他にもゴールデングローブ賞4部門受賞の『スラムドッグ$ミリオネア』やインド映画など様々な話題作を揃えております。」

●オフシアターコンペティション部門プログミングディレクター・塩田時敏
「本年は応募総数が302本の応募の中から選りすぐりの10作品を選出、過去最大の応募数がありました。次回作支援金の200万円の効果は絶大ですね。作品自体はグレードアップしておりますのでご期待ください。劇場公開も続々と決定してきております。」

ほかに、こども上映会や特別企画、シンポジウムなどの「スペシャルプログラム」、劇場未公開のビデオ作品の新作から秀作5本をあつめた「ビデオフェスティバル」、監督・俳優陣が自ら企画する上映イベント「フォーラムシアター部門」のラインナップなど作品紹介ページにて上映日と合わせて掲載中です。
ぜひご覧下さい。

公式サイト(PC・携帯共通)
http://yubarifanta.com/

執筆者

Yasuhiro Togawa