「ちいさなひとのえいががっこう」は子どものための映画学校を作るべく立ち上げられた、ボランティアによるサークルです。これまで「おはなしくらべ」などの子ども映画会を過去に20回、また「映画館遠足」を4回企画して実施してきました。

今回はクリスマスにちなみ、童話やバレエでも有名な「くるみ割り人形」など、関連したアニメーション映画を2本、上映します。また、上映の合間には体を動かすプログラムや、16mmフィルム映写機を近くで見学しながら、映写の仕組みを学ぶプログラムも予定しています。お楽しみプレゼントもあります。

子どもたちはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は無料です。この機会にぜひ親子そろってお越しください。

【開催概要】
主催:ちいさなひとのえいががっこう
助成:独立行政法人国立青少年教育振興機構(子どもゆめ基金)
作品協力:都立日比谷図書館、杉並区立中央図書館
日時: 2008年12月27日(土) 14:00-15:30
会場:杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
地図→https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/html/SHISETSU/index_01.html
料金:無料(先着50名)

【上映スケジュール】
14:00 開始
14:00 映画を観る前のお話
14:05 上映開始
「くるみ割り人形」16mm、30分
体を使ったプログラム
(お子さんは、スカートなどはなるべく避け、動きやすい服装でお越しください)
(休憩、映写機見学)
15:00「チェスターのメリークリスマス」16mm、25分
*上映の間には、映画についてのお話があります。
15:30 終了予定

【上映作品の解説】
「くるみ割り人形」
(30分/1975年/カラー/ソ連/16mmフィルム)
クリスマスに少女はくるみ割り人形をプレゼントにもらう。その夜、少女の体は小さくなり、人形と同じ大きさになってしまった。そこへネズミたちが押し寄せ、くるみ割り人形たちとたたかいを始める…。
チャイコフスキーのバレー音楽「くるみ割り人形」の世界へ美しい音楽と、軽快なカラーアニメーションで誘う。

「チェスターのメリークリスマス」
(25分/1990年/カラー/英国/16mmフィルム)
ニューヨークの人々が本当に暖かい心でクリスマスを迎えることができるようにネズミのカッターとネコのハリーはコオロギのチェスターを捜しにいく。チェスターは美しい音色を響かせる名バイオリニストだ。
ようやく3人がニューヨークに着くと、突然の停電。すかさずチェスターが演奏を始めると、人々も一緒にうたいはじめ、本当のメリークリスマスをむかえる。

【ちいさなひとのえいががっこう」とは…?】
「映画を勉強しよう!」をコンセプトに、子どもも親も一緒になって映画を楽しめる場を作りたい、とボランティアの有志が集まって活動を始めたサークルです。これまでに「こどもえいがかい」を20回開催してきました。来年3月には、出張上映会を予定しています。
また、08年に引き続き、09年3月には東京フィルメックス主催の子ども映画制作ワークショップ<「映画」の時間>の運営にも協力いたします。
開始してから3年ほどの活動ですが、これからもいろいろな映画上映会で映画を楽しんだり、近くの映画館へ遠足に行ったり、映画の作り方の秘密を知るためのワークショップを企画しようと考えています。
ただいま「ちいさなひとのえいががっこう」では、一緒に活動をしてくれるボランティア・スタッフ(年齢・職業関係なし!)と、一緒に映画を楽しんで観てくれる生徒を募集しています。
ブログはhttp://yaplog.jp/eigagakkou/

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno