20世紀フォックス映画日本代表ジェシー・リーは、2004年製作、アカデミー賞脚色賞を受賞し、称賛された同社の『サイドウェイ』(日本公開タイトル)の新バージョンをフジテレビジョンと共同出資し、マーケティングおよび配給を行うことを、先日発表した。

この新作の『サイドウェイズ』の主演は小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、そして鈴木京香。監督はチェリン・グラック。フジテレビジョンとの共同製作により、カリフォルニア、ナパ・バレーにて、アメリカ人と日本人の混成スタッフによるロケ撮影が終了したばかり。配給は20世紀フォックス映画ジャパンにより2009年秋の公開。

20世紀フォックス・フィルムド・エンターテイメント会長、ジム・ジアナポリスは、次のように述べている。「『サイドウェイズ』の新バージョンで、フォックス・インターナショナル・プロダクションズと貴重なパートナーのフジテレビが提携することを発表できてうれしく思います。我々は、国際的な映画製作に大きな可能性があることを、つねに信じていましたし、また各マーケットで最高のパートナーと組むことで大きな恩恵を受けています」。

これを受けて㈱フジテレビジョン代表取締役社長・豊田皓氏は、「この度、20世紀フォックスと共に『サイドウェイズ』日本バージョンの製作を行うことになったことをとても嬉しく思います。今回の共同製作事業は、フジテレビにとっても、全く新しい経験であり、映画事業の新たな可能性を拓いていくものになると期待しています」とコメント。

また、製作を統括する㈱フジテレビジョン執行役員常務映画事業局長の亀山千広氏は、次のように述べている。
「この『サイドウェイズ』新バージョンで、20世紀フォックスと共同作業ができることを大変嬉しく思っています。中でも、フォックス社が我々を信頼し作品のクリエイティブ面のリーダーシップを我々に委ねてくれたことを、制作者としてとても光栄に思います。

この映画は、日本の俳優が、監督以下全てハリウッドのスタッフの中に入って全編をカリフォルニアで撮影し、そして仕上げまで現地で行う、という日本の映画としては画期的な、そしてチャレンジングなプロジェクトです。全く新しいテイストの日本映画を、日本の映画ファンのみなさんにご提供できることを楽しみにしています」

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世界でも最大の映画製作者および配給者の一社であるフォックス・フィルムド・エンターテインメントは、全世界に向けて映画の製作、権利取得、配給を手がける。これらの映画の製作もしくは権利取得は、FFEの下記ユニットが行う: 20世紀フォックス、フォックス2000ピクチャーズ、フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、フォックス・アトミック、20世紀フォックス・アニメーション。

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Naomi KannoNaomi KannoNaomi Kanno