12月、新宿テアトルタイムズスクエアにて『アラビアのロレンス完全版』がニュープリントで、リバイバル公開されることが決定しました!

1963年に公開され、第35回アカデミー賞7部門を独占受賞した本作は、CG技術など存在しなかった時代、遥か遠い場所から水道を引いて砂漠の真ん中に町を建設し、1年6ヶ月かけて撮影された。惜しみない労力により実現した巨大なスケールの映像スペクタクルはまさにスクリーンで堪能すべき作品であり、語り継ぐべき「文化遺産」と呼べるほどの名作である。

ビデオ機材により昔に比べ、手軽に映画が撮れる現代、溢れる映像コンテンツやテレビドラマの延長線上のような映画が多い今だからこそ、映画の“真の素晴らしさ”を本作で体感していただきたいと考えています。
興行会社東京テアトルでは今回、テアトルタイムズスクエアでのニュープリント公開において、往年の映画ファンや大人だけではなく、子どもや若い世代にも名作をスクリーンで楽しんでもらいたいという思いから、当日一般料金2,000円のところ、小・中・高校生には当日窓口料金として、800円でご鑑賞頂ける特別価格の実施が決定しました!
このような試みは大変めずらしく、興行会社東京テアトルでは今までに、短編海外アニメ作品のモーニングショー公開時以外、通常興行での実施は初めてとなります!

※本作のニュープリント公開は、13年ぶりとなります。
※本作はインターミッション(途中休憩)をはさんで227分に及ぶ長編スペクタクルのため、一般料金2,000円とさせて頂いております。

■12月、新宿テアトルタイムズスクエアにてロードショー
■デヴィッド・リーン生誕100周年・コロンビア映画創立85周年アニバーサリー上映
■11/21(金)、第15回・大阪ヨーロッパ映画祭にて上映!
名誉委員長として、音楽を担当したモーリス・ジャール氏が来日!

【作品概要】
美しくも苛酷な砂漠で奇跡を起こしたヒーローの光と影。スクリーンで見ることが出来る最後の超大作!
ドラマティックで奥深いストーリー、監督の名演出とキャストの熱演、忘れられないテーマ音楽——完成から50年近く経つ今も、『アラビアのロレンス』を超える映画は現れない。美しくも苛酷な砂漠を舞台に描かれるのは、孤高のヒーロー、ロレンスの光と影。時は1916年、第1次世界大戦に揺れるアラビア。ロレンスは英国人でありながら、その地の人々の自由のために戦った。果たして、栄光を手にしたはずのロレンスが見たものとは──?
本作は、「この映画を観た翌日、僕は映画監督になる決心をした」と語るスティーブン・スピルバーグとマーティン・スコセッシらの働きかけにより1988年に「完全版」が復元された。観るものに夢を与え、希望と同時に挫折の苦しみを教えてくれる作品。

監督:デヴィッド・リーン 製作:サム・スピーゲル 脚本:ロバート・ボルト 音楽:モーリス・ジャール 原作:T・E・ロレンス
出演:ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、ホセ・フェラー、クロード・レインズ、アーサー・ケネディ
1989/アメリカ・イギリス合作/カラー/227分    
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 後援:朝日新聞社 

★公式HP::http://www.lawrenceofarabia.jp 

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執筆者

Naomi Kanno