音楽・書籍販売大手HMVが行った調査で、英国人が最も怖いと思う映画の1位に、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973年)が選ばれた。HMVが30日、発表した。
この調査は9月19日から10月20日にかけて6000人以上を対象に行われた(10月31日 AFP)。またハロウィン前夜、エンターテインメント・ウィークリー誌が、ホラー映画の金字塔とも言うべき『エクソシスト』(73)のウィリアム・フリードキン監督が、「見るたびに悪夢にうなされたような気分になれる」と太鼓判を押したホラー映画13本を紹介している。フリードキン監督がよく見る悪夢とは、「誰かが自分を殺そうと追いかけてくる」というリアルなものらしいが、それを反映したラインナップになっているようだ。最近のいわゆるホラー映画は面白くないと言うなか、ミヒャエル・ハネケ監督の『ファニーゲーム』とダビッド・モロー&グザビエ・パリュ監督の 『THEM/ゼム』というヨーロッパ系の2作品を高く評価している。

この『ファニーゲーム』が、ナオミ・ワッツ、ティム・ロスを迎えハネケ監督自身により 『ファニーゲームU.S.A.』として更にパワーアップしてリメイクされた。W・フリードキン監督が選ぶ、最も怖い映画を上回る『ファニーゲームU.S.A.』は、12月にいよいよ日本上陸!!

『ファニーゲームU.S.A.』
明日の朝まで、君たちが生きていられるか賭けをしないか?」
湖畔の別荘で夏のバカンスを楽しむ3人家族の前に現れた招かれざる客──。
それは、純白の手袋をし、純白のポロシャツに素足を晒した2人の美青年だった。
卵を分けて欲しいとやってきた彼らは、最初は礼儀正しく振舞うが、徐々にじわじわと冷酷で残忍な本性を露わにしていく…。やがて彼らが始める理不尽な”ゲーム”。
何の罪もない、愛に満ちた家庭が純正暴力へと晒される。
彼らにはなすすべはないのだろうか。
タイムリミットの朝。ゲームの覇者となり生き残ったのはいったい誰なのか…?!

監督:ミヒャエル・ハネケ(『ピアニスト』『隠された記憶』)
出演:ナオミ・ワッツ(『キング・コング』『イースタン・プロミス』)
   ティム・ロス(『インクレディブル・ハルク』)
   マイケル・ピット(『ラストデイズ』)
   ブラディ・コーベット(『サンダーバード』)
   デヴォン・ギアハート(『changeling』)

2008年12月、シネマライズにて<年末年始、特別警戒>ロードショー!

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執筆者

Naomi Kanno