9月13日にクランクインし、全編青森県で撮影が行われていた松山ケンイチ主演の最新映画『ウルトラミラクルラブストーリー』が、10月6日にクランクアップし、12月完成予定となっている。

本作は、『L change the WorLd』(中田秀夫監督)、『人のセックスを笑うな』(井口奈巳監督)、『デトロイト・メタル・シティ』(李闘士男監督)など、今年のメジャーから単館系の作品まで幅広く出演しヒットを飛ばした松山が、自身の故郷・青森を舞台に、セリフも全編津軽弁の映画に出演することでクランクイン前から注目を集めていた。

恋を知らない変わり者が初めての恋をして、あり得ない出来事が次々と起き、衝撃のラストへ向かっていく──。前代未聞の物語で展開する“超究極”のラブストーリー。

監督・脚本を手掛けるのは、同じく青森出身の横浜聡子。前作『ジャーマン+雨』が製作費150万円の自主映画にも関わらず、ユーロスペース、梅田ガーデンシネマほかで、異例の全国劇場公開され話題を呼び、2007年度日本映画監督協会新人賞を受賞した期待の新人。本作で待望の商業映画デビューを果たす。

共演は、『アキレスと亀』(北野武監督)、『たみおのしあわせ』(若松了監督)、『コドモのコドモ』(萩生田宏治監督)、『純喫茶磯辺』(吉田恵監督)など今年公開の話題作に多数出演している麻生久美子。さらに、渡辺美佐子、原田芳雄、藤田弓子、ノゾエ征爾、ARATAほか個性派が脇を固める。

撮影は『天然コケッコー』などの近藤龍人、衣装を『ジョゼと虎と魚たち』『真夜中の弥次さん喜多さん』などの伊賀大介、そして音楽を『アイデン&ティティ』『風花』などの大友良英が担当する。
公開は、2009年初夏を予定。

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執筆者

Naomi Kanno