11月1日(土)より公開される日活配給作品『ブタがいた教室』が、第21回東京国際映画祭コンペティション部門にて観客賞を、また主要部門新作を対象にした本年度新設のTOYOTA Earth Grand PrixをW受賞しました。

本作は16年前に大阪の小学校で賛否両論を巻き起こした授業を基に作られました。自分たちで育てたブタを食べるか、食べないか。初の教師役に挑んだ妻夫木聡と、自分たちの言葉で議論をたたかわせる26人の子どもたちが真剣に“いのち”と向き合った意欲作です。

【監督:前田哲/主演俳優:妻夫木聡(28歳)の受賞コメント】
前田哲監督:映画は観客の皆さまに観ていただいて初めて映画になると思っています。今日は一人で男泣きしたいと思います。観客賞を今日いただいて、大ヒット間違いなしと思います。

妻夫木聡:少しでも多くの方にこの“命の授業”が伝わればという想いでこの作品に関わってきました。コンペティションに選んで頂けただけでなく、観客賞まで頂けるなんて本当に嬉しい限りです。子供達の嘘のない心の言葉が届いたのだと実感しております。ありがとうございました。子供達に拍手!

TOYOTA Earth Grand Prixの審査委員長である別所哲也氏は「環境や生活を取り扱っている作品は、映画にかかわっている時間も長いと感じました。熱いメッセージ、そして熱い想いが表れた作品を審査するのはとても難しかった」とコメント。
コンペティション部門の審査員であるフォ・ジェンチー監督は「人として成長する過程を正面から描いた素晴らしい映画。子供たちの学びに大切で人生に必要な作品である」とコメントした。

★TOYOTA Earth Grand Prix
本年度新設された賞で、TIFFの主要部門の新作を対象に自然、環境、エコロジーをテーマにした秀逸な作品に贈られます。

★『ブタがいた教室』STORY
新任教師の星先生と26人の子どもたちは卒業までの1年間、「食べる約束」で子ブタを飼い始めます。Pちゃんと名付けたブタを毎日世話する中で芽生えてくる愛情、そして近づいてくる卒業式…。「食べる」「食べない」クラスを真二つに分けた大激論ののち、星先生と子どもたちが出した答えとは?

東京国際映画祭 公式HP::http://www.tiff-jp.net/ja/

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執筆者

Naomi KannoNaomi KannoNaomi KannoNaomi Kanno