この度、2007年度アカデミー賞外国語映画賞 スイス代表作品『マルタのやさしい刺繍』(10月18日公開)が、あの『かもめ食堂』(2006年公開)に迫る勢いの大ヒットスタートを記録しました。

東京国際映画祭開催中にも関わらず、公開初日から全回満席・立ち見が続出し、その客層は若者からシニアまで幅広く、現在も動員数を伸ばしております。本作品を観た年配の女性の中には、「今悩んでいたので、勇気と希望を頂きました。未来が開けたような気がしました」と、まさに人生が変わったという方も!

本作は、80歳のマルタが若かりし頃の夢を叶えるために、友人とともに奮起奮闘していく物話で、公開前から刺繍業界や、またマルタに共感するシニアの皆様に支持を得るとともに、今後も平日、特にレディースデイは充足率の高い興行を見込んでおります。

■原題 Die Herbstzeitlosen:コルチカム・・・花ことば『華やかな青春』
ユリ科コルチカム属。イヌサフランとも呼ばれます。花壇や鉢に植えず、土や水を必要としなくても開花してしまう珍しい植物です。普通花が咲かない時期である秋に花をつけるので、直訳すれば『秋の時知らず』というドイツ語名。本作のスイス本国での原題、『Herbstlose』とはこの花の名前で、人生の秋を迎えてからもう一花咲かせる4人の女性をなぞらえています。

シネスイッチ銀座にて大ヒット上映中!

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執筆者

Naomi Kanno