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 2008年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞
<2度のパルムドールを含む4作連続主要賞受賞>

   映画『ロルナの祈り』
<<EUの欧州議会から贈られるラックス・アワード受賞!>> 
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つねに社会から疎外された人々を描きつづけてきた名匠ダルデンヌ兄弟が、現代ヨーロッパの闇に翻弄されながら、愛のありかを信じようとする一人の女性を描いた新たな傑作『ロルナの祈り』。

このたび、本作品が欧州連合(EU)の欧州議会により、ヨーロッパ言語の優れた映画や芸術に贈られる賞「ラックス・アワード」を受賞しました! フランスのストラスブールにある欧州議会の本会議場で行われた授賞式にリュック・ダルデンヌ監督が出席、現議長よりトロフィーが授与されました。

「ラックス・アワード」は、27の加盟国、23の言語を持つEU圏において、言語の壁を超えた、優れた芸術の振興を目指すために設置された賞で、受賞作品は、各国での配給を後押しするために、全23ヶ国語の字幕がつけられ、全27ヶ国へ35mmフィルムが送られます。さらに、視覚及び聴覚に障がい者へ配慮したフィルムも作成されます。

昨年の受賞作はファティ・アキン監督作品『そして、私たちは愛に帰る』
(12月、シネスイッチ銀座にてロードショー)

◆◆ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ プロフィール◆◆
ベルギーの工業地帯リエージュで、兄ジャン=ピエールは1951年に、弟リュックは1954年に生まれる。75年に制作会社「Derives」を設立し、社会的な問題をテーマにした約60本ものドキュメンタリー映画を製作する。86年に初の長編劇映画“Falsch”を監督。第3作『イゴールの約束』でカンヌ国際映画祭 国際芸術映画批評家連盟賞をはじめ多くの賞を獲得し世界的に注目される。以降『ロゼッタ』『息子のまなざし』『ある子供』、本作と作品を発表するごとに国際舞台で数々の賞を受賞し絶賛される。今やヨーロッパのみならず世界に必要とされている監督となる。   

これは失われたラブストーリーと、新しく生まれるラブストーリーです。
——ダルデンヌ兄弟

2009年新春恵比寿ガーデンシネマ他全国順次ロードショー

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執筆者

Naomi KannoNaomi KannoNaomi Kanno