早くも来年の2月の公開が決定した映画『ヘブンズ・ドア』。
第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞に輝いた映画『鉄コン筋クリート』(07)のマイケル・アリアス監督が、初の実写映画に挑戦。主演は長瀬智也と『L change the world』の新進女優・福田麻由子。人生のリミットを宣告されながらも、最後の願いを胸に海を目指して旅に出る青年と少女を演じます。

本作の主題歌には、9月に発売となり、現在もロングセラーを続けている大ヒット曲「手紙」(9月27日付オリコン初登場3位)のアンジェラ・アキが抜擢。本作の原案となったドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』は、ボブ・ディランの名曲“ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア”から生まれた作品。ガンズ&ローゼズやアヴリル・ラヴィーン、エリック・クラプトンなど世界中のアーティストがカバーしているこの名曲を、アンジェラ・アキが初映画主題歌として歌い上げます。

今回は、アンジェラ・アキ自身の希望により、単なるカバーではなく、完全オリジナルの書き下ろしの“日本語歌詞”の提供が実現。台本を読み込み、監督と打合せを重ねながら作り上げた力作を、監督も、主演の長瀬智也も大絶賛。余命わずかの2人が、力いっぱい生き抜いていた爽快な姿が印象的な映画のエンディングに、エモーショナルで力強いアンジェラ・アキの歌声がなりひびきます。

<アンジェラ・アキ プロフィール>
日本とアメリカ。ダブルスタンダードを持つ、
個性派シンガーソングライター。
2005年9月シングル「HOME」でメジャー・デビューし、
2006年6月にファースト・アルバム「Home」をリリース。
60万枚を突破するロングセールスとなる。
12月、自身初となる日本武道館公演を大成功させる。
(ピアノ弾き語りによる武道館公演は、史上初。)
2007年9月、待望のセカンド・アルバム「TODAY」をリリース。
初のオリコンウィークリーチャート1位を記録。
2008年9月7日には、ふるさと関西の大阪城ホールで、同ホール史上初となるピアノ弾き語りライブい大成功を収める。9月17日に待望のニュー・シングル「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」(第75回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲、NHKみんなのうた<2008年8-11月のうた>)をリリース。自身初のオリコンウィークリーシングルチャート3位を記録。ロングセラーとなる。

<アンジェラ・アキ 主題歌に対するコメント>
この映画は、死を宣告された主人公の二人が限られた時間をどう生きるかという物語。
それを引き受けながら、ボブ・ディランの名曲「KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR」をどう「日本語でカバー」し、歌として表現するのか。
最初にイメージしたのは、「生と死」「愛と別れ」という対照的な言葉でした。
そこから「海と青空」「君と僕」「笑いと涙」という言葉の組み合わせを連想し、歌詞を紡いでいきました。
この曲で一番伝えたいのは、「生きる」ということかも知れません。
人が「死」という「ヘブンズ・ドア」を意識したとき、今生きている意味、自分のそばにいる人、生活のあらゆることが大切な意味を持って立ち現れてくる・・・。そんなことを伝えられたら、この映画の主題歌を担当した意味があると思っています。

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執筆者

Naomi Kanno