「何のために働くの?」

人並みの生活をするだけのお金があればよいー。とよく聞くけれど人並みの生活が出来るお金を稼ぐことが実はどれだけたいへんなことかということに気づいたのはいつでしたか?

作品紹介
「まかせてイルか!」 
2004 | 24分 |DVCAM上映
<ストーリー>
小学6年生の海(うみ)、空(そら)、蒼(あお)の3姉妹は湘南で便利屋“イルか屋!”をしている。どんな仕事も断らない!をモットーに、毎日仕事は大盛況!小さな体にも負けず働く彼女たちの目的は、お金を稼ぐ事?!

<スタッフ>
【企画・原作・監督・絵コンテ・プロデューサー】 大地丙太郎
<声>齋藤彩夏 東野佑美 名塚佳織
©大地丙太郎・☆画プロ/CWF
手話つき上映。日本初の本格手話入りアニメです。

「プライスタグ」
2007 | 67分 |DVCAM上映
<ストーリー>

「新幹線代がいくらかかるか知ってるん?ジュース代120円も返せんくせに。」

奇妙な落書きが蔓延する街に暮らす中学生の正太郎。ある日幼なじみの坂東が転校することを知る。転校先は新幹線で2時間もかかる街。「すぐ会えるよ」という不用意な言葉から坂東とのすれ違いが生じてしまう。中学生の正太郎には新幹線の切符代が幾ら掛かるかも分からなかった。
そんな中、正太郎は「お金」にまつわる出来事や感情に直面しはじめる。生活の為にお金を切り詰めながらも”幸せ”な暮らしをしている姉夫妻、その”幸せ”に違和感を感じる正太郎。そして、ある目的のために違法な手段で高額なお金を生み出している同級生篠原。しかも篠原は奇妙な落書きをしている張本人だった。板東が引っ越すその日、彼女に逢いに駅に走る正太郎。果たして彼女に逢えるのだろうか? そしてお金の意味って?

<作品概要>
テレビなどで連日報道されている「大人とお金の関係」へ不信感が強まる現在、子どもへの「お金」の教育が見直されています。PPP(※1)第二弾作品「プライスタグ」のテーマは「お金」。「お金」は、「守りたいもの」「自分の欲望」「未来への投資」、そして何より「生きるため」にお金の存在は不可欠です。本作品では、中学生の主人公、正太郎が家族、友人らと触れ合う中で、「お金」の本来の重要性を実感し、「価値観」を見つけていく様が、あらゆる場面で出現する「落書き」「数字」とともにリアルに描写されています。

監督・脚本は大阪芸大出身の新人友野祐介(『夢のほとり』)、プロデューサーも同校出身の坂田史志、両名とも初商業作品になります。撮影も同校出身で、山下敦弘監督とのコンビで有名な近藤龍人(最新作『天然コケッコー』)、他スタッフも大阪芸大チームが務めます。主演の中学生3人には、オーディションで選出された新人の荻田修司、今西彩、矢橋秀浩、また『初恋』『樹の海』の小嶺麗奈、『演じ屋』『駄目ナリ!』の笠原紳司が主人公のこころの隙間を埋めるべくおおらかな存在感で物語りを包み込みます。

<上映情報>
10月4日(土)から10月17日(金) ポレポレ東中野にて上映
連日16:10〜
一般 1,500円 大学・専門生1,300円 中高・シニア1,000円 小学生以下700円

<劇場連絡先>
・・ポレポレ東中野・・
〒164-0003
東京都中野区東中野4-4-1ポレポレ坐ビルB2F

■「プライスタグ」公式サイト
http://homepage1.nifty.com/tollywood/ppp/pricetag/
■「まかせてイルか!」公式サイト
http://www.irukaya.com/
■「フツーの仕事がしたい」公式ブログ
http://nomalabor.exblog.jp/

関連作品

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa