遺体を棺に納める“納棺師”。一見地味で触れ難いイメージの職業をテーマにしながらも、ユーモアを絶妙に散りばめて」、愛すること生きることを紡ぎだす美しい感動作『おくりびと』。本日、第81回米国アカデミー賞最優秀外国語映画賞部門の日本出品作品に決定!!
2009年1月22日に発表されるノミネート作品に選出されれば、同年2月22日に開催される第81回米国アカデミー賞授賞式に進むことが出来るため、第32回モントリオール映画祭グランプリ受賞に続く快挙に期待が膨らみます!

○日本映画製作者連盟オフィシャルサイトにて次の通り発表されました。http://www.eiren.org/

主演者・監督・出品作品選考委員・品田選考委員長のコメント

○滝田洋二郎監督
映画人の憧れでもあり夢でもある映画の聖地、米国アカデミー賞への日本代表として選出された事は大変光栄であり、素直に嬉しいです。『おくりびと』は極めて日本的な物語でありますが、死という人間にとって普遍的なテーマは、言葉を超えてスクリーンの中で世界中の人々に理解していただけるものと思っています。米国アカデミー賞を覗いてみたい、体感してみたい気持ちでいっぱいです。楽しみです。ありがとうございました。

○本木雅弘(小林大悟役)
思わぬ展開に、増々、人事のようです!!
茶の世界に通ずる納棺の様式美は、外国では、より新鮮に映るでしょう。
映画の評価に関わらず、地味ながら繊細な日本人らしさが伝わるといいですね‥

○広末涼子(小林美香役)
とても名誉なことですのでとても嬉しく思います。
日本映画が世界の舞台でますます輝ける事を願っています。

○品田選考委員長
滝田洋二郎監督の演出が非常に良かった。本木さん山崎さんの演技も非常に素晴らしく、『おくりびと』を推挙する声が圧倒的だった。また、山形県が舞台となっているが、納棺の儀式は日本全国共通のものではなく、ある地方における習慣なので、“日本の固有の文化”を描いているといえる。その意味でも内外に伝えるべき作品である。

関連作品

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執筆者

Nozomi SAWAINaomi Kanno