「ライブを映画にしたい」── 
すべては、ミック・ジャガーの一言から始まった。ザ・ローリング・ストーンズとマーティン・スコセッシ監督。互いに賞賛を贈りながらも、各々の分野で一流アーティスト同士の彼らは、会場設定、撮影方法、曲目の決定に至るまで“本気のせめぎ合い”を続けた。そして生まれたのが、平均年齢64歳・ロックンロール伝説のリミットを振り切る希代のモンスターバンド、ザ・ローリング・ストーンズの「生」のエネルギーを完全に捉えた究極のライブ体感型スペクタクル『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』だ!

2008年2月、ベルリン国際映画祭のオープニングを飾った際には、世界中からマスコミとファンが大集結し、旋風を巻き起こした『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』(12月5日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー)が遂に日本上陸! 

9月4日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初上映された。マスコミへのお披露目にも関わらず、開場1時間以上前から長い行列ができ、ポスターの撮影をする人まで現れ、キャパシティを遥かに超える来場者で劇場前は騒然。この日を待ち望んでいた多くの著名人も駆けつけた。世界各国の最大級のスタジアムでのツアーを行っているザ・ローリング・ストーンズだが、映画の収録は収容人数わずか2800人のニューヨークのビーコン・シアターで行われた。スコセッシ監督は、ここに最高のスタッフを集結させ、18台ものキャメラで、ストーンズのメンバーのステージ・アクトの全てを収め、彼らの最高のライブ・パフォーマンスに肉迫した!

上映時間2時間2分。18曲のライブに、挿入される撮影までのドキュメンタリーやバンド結成以来45年間のインタビュー映像。一瞬も目の離せない内容に満席の会場は大感動。上映後のロビーは、興奮状態の人々で溢れ、合言葉のように「最高!」の声が飛び交った。ザ・ローリング・ストーンズとマーティン・スコセッシ監督という史上最強のコラボレーションが、日本でも大旋風を起こすことは間違いない。今後行われる一般向け試写会のチケットもプラチナ・チケットになることが予想される。

原題:SHINE A LIGHT    
監督:マーティン・スコセッシ (『ディパーテッド』第79回アカデミー賞作品賞・監督賞受賞)
製作総指揮:ミック・ジャガー/キース・リチャーズ/チャーリー・ワッツ/ロニー・ウッド
出演:ザ・ローリング・ストーンズ、クリスティーナ・アギレラ、バディ・ガイ、ジャック・ホワイトほか
撮影:ロバート・リチャードソン

■第58回ベルリン映画祭 オープニング作品■
オフィシャルサイト::http://www.shinealight-movie.jp

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執筆者

Naomi Kanno