リトルバード配給『休暇』が、9月4日に開幕する第33回トロント国際映画祭のディスカバリー部門に出品されることが決定した。
同映画祭は、来場者の規模がベルリン、カンヌなどに次ぐ、北米最大級のノンコンペティション映画祭。毎年9月にカナダのトロントで開催され、各国から出品された300本以上の作品が上映される。ディスカバリー部門は新人監督や独立系映画の発掘を目的としており、他部門には日本から『アキレスと亀』『歩いても 歩いても』などが出品される。

『休暇』は今年6月7日より全国公開され、大きな反響を呼んだ吉村昭原作の人間ドラマ。死刑執行の支え役を買って出た刑務官(小林薫)の心の揺れを描き出す。門井肇監督は「難しいテーマを扱った作品だったが、外国人にも理解してもらえ喜んでいる。映画祭を通し、さらに海外の人に見てもらいたい」とコメント。

本作は関東、関西地区の公開が好評で、今後、北海道、東北、九州地区などでも拡大公開が予定されている。

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執筆者

Naomi Kanno