8月14日(木)に今年90歳になった木村威夫監督・脚本『黄金花』が、京都造形芸術大学・映画学科“高原スタジオ”にてクランクインする。

木村威夫監督は、鈴木清順監督や熊井啓監督など、日本を代表する名監督との仕事で世界的に高い評価を受ける映画美術の第一人者。
4年前より自らメガホンを取り、今年10月、初めての長編映画『夢のまにまに』の劇場公開で、日本映画史上最高齢での長編監督デビューを果たす。

今回クランクインする『黄金花』は、『夢のまにまに』に続く木村監督2作目の長編作品で、木村監督自身が客員教授を勤める京都造形芸術大学と株式会社プロジェクトラム、太秦株式会社との共同プロジェクトの第一弾として製作されるものだ。このプロジェクトに賛同した原田芳雄さんを筆頭に、飯島大介さん、絵沢萠子さん、川津祐介さん、三條美紀さん、真実一路さん、中沢青六さん、長門裕之さん、野呂圭介さん、牧口元美さん、松坂慶子さん、松原智恵子さん、麿赤兒さん他、素晴らしい俳優陣が木村監督のもとに駆けつけた。

 そして、監督を支えるスタッフとして、京都造形芸術大学・映画学科の教授である、監督の林海象、高橋伴明、山本起也、撮影の小川真司、加えて映画を志す京都造形芸術大学の多くの学生が参加する。
 この夏の撮影のあと、編集、仕上げを経て、来春の公開を目指している。木村監督と豪華なる俳優陣、まさに古都京都で繰り広げられる「真夏の夜の夢」のような映画になると確信している。

クランクイン:2008年8月14日
クランクアップ(予定):2008年8月31日
公開予定:2009年春

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執筆者

Naomi Kanno