今年悲願の北京オリンピックを達成させ、2年後には上海万博を控え、さらに加速する中国。未知の大国から急激に変化した中国はますます世界で存在感を増しています。この記念すべき年、新作2本を含め約60本の中国映画を上映します。

開催記念の新作は『パティシエの恋』『草原の女』。
『パティシエの恋』は香港のイタリアン・レストランを舞台に描くかわいいラブストーリー。出演は、イーキン・チェン、カリーナ・ラム、フービン、エリック・ツァン。2人が作り出すお料理とスイーツ、随所に登場する香港アート界注目のイラストレーター、キャリー・チョウの絵も主役のひとつです。
『草原の女』は内モンゴル出身ハスチョロー監督(『故同の理髪師』)の長編第一作目。ゾルというパオで息子と暮らすモンゴル女性の恋と、厳しい自然の中で強く生き抜く姿を美しく描きます。

★10月中旬、新宿K’s cinemaにてロードショー

執筆者

Naomi Kanno