『歌舞伎町案内人』(2003年公開・日本)、『陶器人形』(2006年、映画、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭コンペ作品、富川(プチョン)映画祭コンペ作品)、『上海南京路』(1997年、TBS)など映画やテレビ・ドラマやドキュメンタリーで活躍中の張加貝(チャン・ジャーペイ)監督と『陶器人形』にも出演、『鳳凰 わが愛』などにも出演され女優の苗圃(ミョウ・プー)のコンビがチャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』の脚本を担当した鮑十氏と完成された感動作、原題「さくらんぼ」が『さくらんぼ 母ときた道』の邦題で一般公開が決まった。
本作は、昨年の東京国際映画祭で上映された日中合作映画で『さくらんぼ 母の愛』の題名で上映されました。
この晩秋、テアトル銀座シネマで公開されその後、全国で公開される予定です。

『さくらんぼ 母ときた道』とは・・・
山深い中国の片田舎。葛望は、足が悪く結婚も出来ないが、美しいが知的障害をもつ女・桜桃(ミャオ・プゥ=苗圃)を嫁にもらう。桜桃は子供を欲しがったが、二人の間には子供が出来なかった。とある夜に、桜桃は村に捨てられていた赤ちゃんを拾う。村に相談するが、生活も苦しい葛望にとっては、生きていくだけでも大変なのだが、桜桃の育てたいという強い願望に負けて育てる決意をする。しかし、思春期を迎えた娘は、友達から知的障害者である母親をからかわれ、時に母を恨むようになってしまう。父は、「母さんがいなかったら、お前は生きてはいなかったんだ」と、優しく諭す。そんな母を疎む娘との親子の交流を描いた涙と感動の日中合作作品。

『さくらんぼ 母の愛』公式サイト
http://www.sakuranbo-movie.com/

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執筆者

Yasuhiro Togawa