悲願の北京オリンピックを目前に控え、更に加速する中国。2年後の上海万博にむけた準備も着々と進む中、未知の大国から急激に変化するこの国は、より世界で存在感を増しています。
映画界においても、昨年から今年にかけて、新作のロードショーが相次ぎ、国際映画祭でもグランプリを連続受賞するなど評価が高まっています。(『ラスト、コーション 色│戒』ヴェネチア国際映画祭グランプリ受賞、『トゥヤーの結婚』ベルリン国際映画祭グランプリ受賞)
昨年新宿K’s cinemaに会場を移し、好評を博した【中国映画の全貌】では、この記念すべき年に新作2本を含め約60本を上映することが決定いたしました。

開催記念の新作は、2本!

『パティシエの恋』
香港のイタリアン・レストランを舞台に描く可愛いラブストーリー。
出演はイーキン・チェン、カリーナ・ラム、フー・ビン、エリック・ツァン。
2人が作り出すお料理と、随所に登場する香港アート界注目のイラストレーター、キャリー・チョウの絵も主役のひとつです。

『草原の女』
『草原の女』は内モンゴル出身ハスチョロー監督(『胡同の理髪師』)の長編第一作。
珠拉という女性が、厳しい自然の中で強く生き抜く姿を美しく描きます。
(提供:彩プロ、フォーカスピクチャーズ、ワコー)

【中国映画の全貌2008】上映予定作品

『胡同の理髪師』『胡同のひまわり』『胡同愛歌』『ただいま』『呉清源 極みの棋譜』『モンゴリアン・ピンポン』『トゥヤーの結婚』『白い馬の季節』『活きる』
『山の郵便配達』『故郷の香り』『鬼が来た!』『太陽の少年』『再見〜また逢う日まで』『ジャスミンの花開く』『追憶の上海』『カンフー無敵』
『クレイジー・ストーン〜翡翠狂騒曲〜』『?小平』『ニーハオ?小平』
『紅いコーリャン』『阿片戦争』『思い出の夏』『1978年、冬。』『狩り場の掟』
『項羽と劉邦-その愛と興亡』『心の香り』『子供たちの王様』『菊豆』『盗馬賊』
『乳泉村の子』『芙蓉鎮』『古井戸』『變面〜この櫂に手をそえて〜』『榕樹の丘へ』
『北京の恋—四郎探母』『雲南の少女 ルオマの初恋』『ようこそ、羊さま。』
『玲玲の電影日記』『小さな中国のお針子』『上海アニメーション:胡蝶の泉』
『上海アニメーション:琴と少年』『上海アニメーション:猿と満月』
『上海アニメーション:ナーザの大暴れ』『上海アニメーション:不射之射』
『上海アニメーション:牧笛』『上海アニメーション:鹿鈴』

10月中旬 新宿K’s cinemaにて開催!!

執筆者

Yasuhiro Togawa