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イメージリングス第3回ガンダーラ映画祭
「ノーインテリジェンス
〜映画界のラスプーチンと呼ばれて」
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(東京)
日程◎2008年8月11日(月)〜25日(日)
会場◎UPLINK FACTORY(tel.03-6825-5502)
詳しくはUPLINKホームページ www.uplink.co.jp をご覧ください。

(大阪)
日程◎2008年7月19日(土)〜8月1日(金)
会場◎PLANET Studyo+1(tel.06-6377-0023)
詳しくはPLANET+1ホームページ www.planetplusone.com をご覧ください。

(名古屋)
日程◎2008年7月19日(土)〜25日(金)
会場◎名古屋シネマテーク(tel.052-733-3959)
詳しくは名古屋シネマテークHP http://cineaste.jp をご覧ください。

主催◎IMAGE RINGS http://www.imagerings.jp
協力◎無人島プロダクション・安岡フィルムズ

★公式ホームページ◎http://www.imagerings.jp

激動する世界情勢を尻目に、相変わらず下流落下を続ける国ニッポン!
果たしてこのままでいいのか? そりゃ邦画バブルも弾けちゃうよ!!
今こそインテリジェンス(特殊情報活動)が問われる時だ。
ガンダーラ映画祭でメディアリテラシー能力を鍛え「国家の罠」に対抗せよ!

一作品観るごとに真の国際人にステップアップ、
全部観たら宇宙人とも会話できるようになっていることでしょう。
〜辛酸なめ子(ガンダーラ映画祭・秘書)

【かいせつ】
ガンダーラ映画祭とは…巷、見聞した事実に基づいて、映画祭事務局が有能なる監督たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のユートピアがどこにあるのかを徹底的に調査追究する娯楽ドキュメンタリー映画祭である!(顧問:森達也)
既成の日本映画の常識&イメージをぶち壊すべく、プロフェッショナルで活躍する若手監督らが、まったくのノー予算、ノーギャラ、ノー芸能人で挑む、映画界の「探偵!ナイトスクープ」、それがガンダーラ映画祭である。
各方面に話題や衝撃を振りまきながら、今年も東京、大阪、名古屋の各都市で、第3回目となる「ノーインテリジェンス〜映画界のラスプーチンと呼ばれて」が開催される!
注目の参加作家に『天然コケッコー』監督の山下敦弘、『神童』脚本の向井康介、そして『童貞。をプロデュース』の松江哲明の常連組ほか、話題作『ラザロ』の社会派井土紀州、人気マンガ家の花くまゆうさく、『Little Birds〜イラク 戦火の家族たち』のジャーナリスト綿井健陽、注目の若手アーチスト集団Chim↑Pomなどがフレッシュな彩りを添える。
映画というジャンル、アートというジャンル、ドキュメンタリーというジャンルを軽々と跳び超えるガンダーラ映画祭…この夏、いちばん熱い刺激を体感せよ!

【上映作品】
[Aプロ]
『我ら天下をめざす』(2008年/DV/32分)監督:山下敦弘&向井康介
『ばかのハコ船』や『リアリズムの宿』など山下作品には欠かせない怪優・山本剛史。ところが些細な原因で二人の仲が険悪に…。果たして男の友情は取り戻せるのか?!

『人に歴史あり〜十八歳の暗黒』(2008年/DV/10分)監督:井土紀州
常に社会の暗黒面を見つめ“堕ちた女たち”に愛を寄せる映画作家・井土紀州による衝撃の実録犯罪ルポ。もはや「ナイトスクープ」というより「ウィークエンダー」だ!

『こんにちわーChim↑Pom!!』(2008年/DV/24分)監督:チン↑ポム
バカか天才集団か? 美少女がゲロをまき散らし、カラスの大群が東京を襲う! デビュー作〈ERIGERO〉から代表作〈スーパー☆ラット〉まで、これがウワサのChim↑Pomだ!!

『日本イスラーム化計画』(2008年/DV/32分)監督:しまだゆきやす
冷酷な格差社会が日本を襲う! どうすればシアワセになれるの? どこにでもいる女の子、細谷麻美(24才・フリーター)の視点を通して失われた共同体の復権を考える。

[Bプロ]
『古澤健のMっぽいの、好き。』(2008年/DV/20分)監督:古澤健
セクハラ、ドタキャン、現実逃避…これが大学映研の実態だ! マゾじゃなきゃ、変態じゃなきゃ、映画監督なんかやってられるか! 天才監督古澤健が赤裸々に自分を撮る!

『フロム・パラダイス』(2008年/DV/16分)監督:真喜屋力
かつて『パイナップル・ツアーズ』で鮮烈なデビューを飾った“うちな〜”映画監督・真喜屋力が、久々に日本のパラダイスOKINAWAからお送りする衝撃の楽園レポート。

『人間爆発』(2008年/DV/22分)監督:花くまゆうさく
監督・脚本・撮影・編集・音楽のすべてを手がけた入魂の一作。フラワーカンパニーズのグレートマエカワ主演。負け組人間とショーケンに捧げられたロックな青春映画!

『セックスと嘘とビデオテープとウソ』(2008年/DV/30分)監督:松江哲明
『童貞。をプロデュース』で注目を集めたドキュメンタリー監督・松江哲明が、今度は自分にカメラを向けた! セックスとビデオテープと嘘で塗り固められた日常記録。

[Cプロ(特別招待作品)]
『アイムボカン〜地雷撤去という超セレブな夢』(2008年/DV/54分)監督:チン↑ポム
「ダイアナ妃になりたい!」「地雷撤去こそがセレブの証(あかし)!」夢見るエリイちゃんの願いを叶えるべく、Chim↑Pomのメンバー6人はカンボジアの危険地帯に乗り込んだ!

『がんばれ陸上自衛隊@イラク・サマワ』(2005年/DV/32分)監督:綿井健陽
空爆下のバグダッドから中継を送ったジャーナリスト・綿井健陽。その彼が、2004年1月イラク特措法の成立により出撃した陸上自衛隊の一部始終を追った緊迫のドキュメント。

【作家紹介】
山下敦弘&向井康介 やました・のぶひろ&むかい・こうすけ
●大阪芸術大学時代から続く映画監督&脚本家コンビ。『リンダ リンダ リンダ』(05年)『松ヶ根乱射事件』(06年)など、既存の青春映画とは一線を画すオフビートなユーモアと映像感覚で今や人気を不動のものとする。日本映画若手ナンバーワンとも言うべき二人組。

井土紀州 いづち・きしゅう
●映画監督・脚本家。94年にピンク映画のシナリオライターとしてデビュー。その一方、映像製作集団スピリチュアル・ムービーズを結成し『百年の絶唱』(98年)『LEFT ALONE』(05年)などの作品を精力的に発表する。昨年公開された『ラザロ』(07年)は大きな話題となった。

Chim↑Pom ちん↑ぽむ
●2005年にエリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求によって結成されたアート集団。06年の初個展〈スーパー☆ラット〉で注目を集める。生と死をテーマにした作品が多く、07年には〈サンキューセレブプロジェクト〜アイムボカン〉が広島市現代美術館「新・公募展2007」大賞を受賞した。

しまだゆきやす
●イメージリングス主宰。95年より活動を始め、近年は「ガンダーラ映画祭」「背徳映画祭」といったアウトサイダー的自主上映イベントを仕掛けて話題になる。映画プロデューサーとしても『恋する幼虫』(03年・井口昇監督)『ヒミコさん』(07年・藤原章監督)などを発表。

古澤健 ふるさわ・たけし
●映画監督。黒沢清監督『ドッペルゲンガー』の脚本などを経て、05年に「映画番長シリーズ」の中の1本『ロスト☆マイウェイ』で監督デビュー。06年には松竹配給のホラー映画『オトシモノ』が公開され話題となった。以後もテレビや映画美学校での講師など多方面で活躍中。

真喜屋力 まきや・つとむ
●映画監督。92年沖縄を舞台にしたオムニバス映画『パイナップル・ツアーズ』でデビュー。日本映画監督協会新人賞を受賞する。その他の作品に台湾との合作『アークエとガッチンポー/チェルシーの逆襲』(05年)など。現在は那覇市の桜坂劇場でプログラムディレクターを務める。

花くまゆうさく はなくま・ゆうさく
●イラストレーター・漫画家。「野良人」で第2回ガロ長井勝一賞に入選してデビュー。ハゲとアフロを主人公にした独特のタッチとユーモアが人気を呼ぶ。代表作『東京ゾンビ』は浅野忠信、哀川翔主演で映画化されたが、07年には作者自身が『東京ゾンビ外伝』で監督デビューした。

松江哲明 まつえ・てつあき
●ドキュメンタリー監督。在日をテーマにした卒業制作『あんにょんキムチ』(99年)が話題となりデビュー。ホラーやAV監督として活躍するが、昨年公開した『童貞。をプロデュース』(07年)が社会現象ともいうべき大きな話題を呼んだ。今もっとも注目される若手ドキュメンタリー作家。

綿井健陽 わたい・たけはる
●ジャーナリスト。アジアプレス・インターナショナルに所属。東南アジアの民族紛争などを取材するが、03年に勃発したイラク戦争では空爆下のバグダッドから連日「ニュースステーション」「筑紫哲也ニュース23」などに中継レポートを送った。05年には映画『Little Birds〜イラク 戦火の家族たち』を発表。