全日本女子に続き、全日本男子16年ぶりのオリンピック出場で、今最も注目されているスポーツ競技・バレーボール。その勢いは出版界をも席巻中!そのタイトルこそ『おっぱいバレー』だ。

原作は、放送作家や脚本家として活躍する水野宗徳による実話を元にした青春小説。2006年11月に発行(リンダパブリッシャーズ刊)後、インパクトのあるタイトルと、タイトルからは想像もつかない感動のストーリーが多くのファンを獲得し話題に。その後、映像化をめぐり10社以上の争奪戦の末、映画化が決定した。

赴任早々、ボールすらまともに触ったこともない弱小男子バレーボール部の顧問になった女性教師が、ひょんなことからやる気のない部員たちと「試合に勝ったら、おっぱいを見せる!」という、あり得ない約束をさせられたことで事態は急転!思春期ど真ん中の弱小バレーボール部員たちが“おっぱいを見る!”という、ただ1つの目標に向かって、笑いあり、友情あり、涙ありで成長していくフィクションのような実話が映画化される。

主演は、今年だけでも『僕の彼女はサイボーグ』、『マジックアワー』(公開中)、『ICHI』(10月25日公開)、『ハッピーフライト』(11月15日公開)と、あらゆるジャンルの話題作へ出演が相次ぐ、綾瀬はるか(23)。
一度は教師という職業に自信を失いかけながらも、必死に頑張る生徒たちと向き合うことで、ともに成長していく主人公・寺嶋美香子を演じる。脚本を読んだ綾瀬は、「23歳は女性にとって仕事や恋愛の1つの分岐点だと思う。同い年の美香子を“等身大の女性”として演じたい。」と意気込みを語る。

綾瀬演じる美香子の良き理解者でもある同僚教師・堀内健次に、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』の演技で注目される青木崇高(28)、弱小バレー部にバレーを教える元バレーボール選手を、『K-20 怪人二十面相・伝』の公開を12月に控える仲村トオル(42)が演じる。また、バレーボール監修には元全日本代表でオリンピックにも出場した大林素子が参加している。

監督は、『海猿』シリーズ、『逆境ナイン』でメガホンをとり、初のオリジナル作となる『銀色のシーズン』で、スキー場を舞台に心に悩みを抱える若者たちの友情と再生を描き、注目を集めた羽住英一郎(41)。本作は原作の魅力に惚れ込んだ監督自身が熱望した企画であると同時に、今まで“男たち”のドラマを描くことに定評のあった監督が初めて女性を主人公にした作品に挑む意欲作。脚本はNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で向田邦子賞、橋田壽賀子賞脚本賞をダブル受賞した岡田惠和が担当する。羽住×岡田コンビで主人公・美香子の繊細な心情をどう描くかが注目だ。
本作は7月24日にクランクインし、約5週間の北九州ロケを経て2009年2月完成予定。

製作は、日本テレビ、エイベックス・エンタテインメントほか、制作プロダクションをROBOT、劇場営業は 東映、宣伝はワーナー・ブラザースが担当し、2009年に全国ロードショーされる。

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執筆者

Naomi Kanno