三木監督最新作、映画『インスタント沼』の撮影が今月頭から順調にスタートした!
主演は、ドラマ「時効警察」シリーズの麻生久美子。脇を固めるのは初タッグの風間杜夫、加瀬亮、松坂慶子ら演技派揃い。もちろん三木作品には欠かせない個性派俳優も目白押し!!毎年、脱力した夏をお届けする三木監督の新たな贈り物は、一体・・・? 

<7月15日(火)に行われた現場取材での監督、キャストのコメント>
■三木監督
「麻生さんとは、「時効警察」でも一緒に仕事をした関係で、女優としての魅力があったし、センスや技術力もある方なので迷わなかった。最初から「時効警察」の三日月しずかとは全く別の顔で臨んでくれています。
今回自分にとってトライだと思っているのは、一人の人で話を引っ張っていくというのが初めてなので、それは挑戦です。主人公がとんでもない目に合うのは今回も同じですが、メッセージを煽るような芝居も初めてになりますし。通常の映画の芝居の方向性とはまた別のものになればと思っています。
キャストの方々は、ひょっとしたらこの脚本がちゃんと理解できていないかもしれないけれど(笑)、それでも楽しんで出てくれていることは嬉しく思いますね。セリフの意味とかを深く掘り下げているわけではないので、徐々に世界観を理解していってくれたら本望です」

■麻生久美子
「お話を頂いた時は最初、何かの間違いじゃないかと思って。すごく意外で嬉しかったんですけど、とにかく嘘じゃないかと思ってました(笑)。役のテンションとリアクションをちゃんととれるかどうかは気をつけています。言い方一つちょっと違っただけで、そのシーンが全部面白くなくなっちゃたりするのでそれが結構難しいですね。でもこの役は楽しいです。(テンション高めで)疲れますけど(笑)。ディープな三木監督の世界に入れたような気はしてます。きっと、面白い作品になると思います。まだ胸を張っては言えないですけど(笑)。頑張っています!」

■風間杜夫
「前髪をちょっと剃り上げたので、みなさんすぐには僕だと分からないみたいですね。毎朝おでこを剃っています(笑)
最初、脚本を読んだときに、監督に「わけがわかりません」と言ったんです。そしたら監督は「みなさんそう言うんです」と答えて(笑)。脚本を何度か読ませてもらううちにとてもいい話だなと思うようになりました。監督にもお話したんですが、最後とてもほのぼのするというか、一種のファンタジーだと思います。そこに監督特有の笑いのセンスが散りばめられていて。面白くなるんじゃないかと思っています。
若い世代の俳優さんと絡むのは楽しいです。今回はスタッフもみんな若いので、「僕が最年長か」と思うとちょっと寂しい気もしますけど(笑)」

■加瀬亮
「よく分からないというのが正直なところですね。脚本読んでも、あまりにも自分の感覚と世界が遠すぎて(笑)、現場に来て分かることが多いです。監督にお会いしたときに面白そうな人だなと思いました。撮りたいものが明確な方なので、そういう意味では迷いがないというか、今回はすべて監督に任せてます。 台本には髪の毛が立ってるとしか書いてなかったんで、来てみて(モヒカンで)僕も騙されたという感じですね(笑)」

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執筆者

Naomi Kanno