この度、本年度カンヌ映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞しました、黒沢清監督の最新作「トウキョウソナタ」が先日、7月10日〜20日、デリーにて開催されておりました、「オシアンズ・シネファン 第10回アジア・アラブ映画祭」のコンペティション部門にて大賞を受賞いたしましたので、お知らせいたします。
日本での公開を9月に控え、カンヌ、オシアンズ映画祭と海外の評価もあがっております。

映画祭公式サイト http://cinefan.osians.com/

<ストーリー>
トウキョウの4人家族。リストラされたことを家族に話せない父。ドーナツをつくっても食べてもらえない母。アメリカ軍へ入隊する兄。こっそりピアノを習う弟。なにかが噛み合ってない。ばらばらの不協和音。だけど、思いがけない不思議な一夜をすごした時、みんなのもやもやがパチンとはじける。それぞれの音符がひとつの旋律に変わるとき、ほんの少しの希望が家族にふりそそぐ。
ごく普通に生活していたはずなのに、いつのまにか、ばらばらの不協和音しか奏でられなくなった家族が、もう一度一緒にひとつの旋律を鳴らせる日は来るのだろうか。世界が認める巨匠、黒沢清監督が、自身のキャリアで初めて真っ向から挑む親と子のドラマは、現代日本の家族を映し出した意欲作。

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執筆者

Yasuhiro Togawa