7/19(土)、新宿バルト9での初日を迎えた映画『後悔なんてしない』。
新宿バルト9では、公開直前の11日(金)と12(土)の先行上映の好評を受け、20:10〜のレイトショーに23:15〜のナイトショーを追加、2回上映を実施した。
先行上映で先売チケットが即時完売した評判を受けてか、公開前日までに初日の初回が先売チケット予約分で約7割埋まるという、レイトショーとしては異例の状況となり、当日券も夕方までに完売(初日動員:144名/興収:242,700円)。続く2日目20(日)にも勢いを増し、初回分チケットが夕方には完売となった。2日とも、20:10の開映時間を目指して来場しながら札止めを知り、終電のなくなる2回目のナイトショーを断念する観客が続出したが、若い客層を中心に深夜興行にも動員を伸ばした。連休最終日の21(月)も20:10の回に残席=5のほぼ満席で推移、問合せも急増中で平日の集客が期待される。

すでに2回以上来場したリピーターも続出、その一方でパンフレットの売れ行きも
好調で、連休中は約4人に1冊という異例の売れ行きを見せた。
「後悔なんてしない」の初日〜3日間(7/19(土)〜21(月))の成績は以下のとおり:
■動員:332名 ■興収:546,700円

なお、『後悔なんてしない』の封切られた7/19(土)、新宿バルト9は開館以来の最高動員を記録している。

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『後悔なんてしない』は、本国韓国で社会現象を巻き起こした話題作という評判が日本に伝わってきていたことに加え、久々の本格的ゲイ映画が新宿で公開されるとあって、同時期に同劇場で開催された東京国際レズビアン&ゲイ映画祭とのタイアップで、劇場から徒歩5分の日本最大のゲイ・タウン、新宿2丁目を中心に大々的なゲイ・キャンペーンを実施。舞台挨拶付の先行上映に引き続き、封切の連休は、主演俳優のファン、韓国映画ファンを中心とした女性客とゲイ・カップルとのチケット争奪戦の様相を呈した。

11(金)の先行上映は、第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭後援による特別先行上映で、先行発売(チケットぴあプレリザーブ)が90分で完売。その後、劇場への問合せ増加を受けて急遽組まれた12(土)の追加先行上映も「チケットぴあ先行」「KINEZO」「当日券(キャンセル分)」の3種類のチケットがそれぞれ即完売の勢いを見せていた。

また、新宿バルト9ではこの夏のスペシャル企画「新宿バルトルネサンス」の第一弾、レズビアン&ゲイ映画祭開催記念として7/11(金)にスタートした「No Love, No Life」も並行して開催中。男性からの問合せも急増している。

■『後悔なんてしない』とは──
韓国ソウルで娼夫として生きる孤児と、敷かれたレールの上を生きてきた御曹司との激しい愛を赤裸々に描いたベルリン映画祭出品作。韓国で初めてゲイであることをカミング・アウトしたイ=ソン・ヒイル監督の長編デビュー作で、小規模な公開でスタートしながら、熱狂的な女性ファンを獲得して韓国インディペンデント映画の動員記録を塗り替え、韓国内に社会現象を巻き起こした問題作。

■『後悔なんてしない』作品情報
新宿バルト9(7月19日(土)〜)に続き、梅田ガーデンシネマ(8月下旬〜)、シネカノン神戸、仙台フォーラム、長岡アジア映画祭、シネマスコーレ、シネマ・クレールなどで全国順次公開。

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執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno