過激なバイオレンス描写で日本では上映不可能と言われていた米メディア・ブラスターズ製作『片腕マシンガール』が、8月2日(土)より池袋シネマロサ、シアターN渋谷で公開されることが決定した。

本作は、ニューヨークを拠点に、10年にわたり「TOKYO SHOCK」レーベルの名のもとに過激な日本映画をアメリカに販売してきたメディア・ブラスターズが始めて全額出資して製作した日本生まれのアメリカ映画。企画の当初から、「海外向けの日本映画」をコンセプトに、特に暴力描写とスプラッターシーンに関して妥協することなく、ニンジャ、ヤクザ、スシ、テンプラといった日本テイスト満載なバイオレンス・アクション映画になっているという。

監督・脚本は、映画『おいら女蛮』『猫目小僧』、TVドラマ「週間真木ようこ」(脚本・出演)の井口昇が手掛けた。スプラッターシーン満載のアクション映画というアメリカからのリクエストに見事応え、アメリカでは「『片腕マシンガール』こそ、タランティーノが作りたかった映画だ」とまで言わしめたようだ。出演は、八代みなせ、亜紗美、島津健太郎、穂花、西原信裕、川村亮介、諏訪太朗。

昨年12月に予告編をYOU TUBEで流したところ、世界中からアクセスが殺到し、現在までに120万件を超えるアクセス数を記録。さらに海外の有名映画サイトがこぞって本作を取り上げ、勝手なファンサイトや違法にTシャツを販売するサイトまで現れるなど、既に世界中で大反響を巻き起こしている。国内ではゆうばり国際ファンタスティック映画祭で初上映され大絶賛された。

海外セールスも好調で、既に20カ国以上での公開が決定。海外映画祭からの出品依頼も後を絶たず、30ヶ所以上での映画祭上映が決定している。8月2日からの池袋、渋谷での公開後も、シネマート心斎橋、名古屋シネマスコーレ、金沢シネモンド、シネマクレール丸の内、桜坂劇場、京都みなみ会館、神戸アートビレッジセンター、広島横川シネマ、佐賀シアターシエマなどで順次公開が予定されている。なお、日本国内での配給はSPOTTED PRODUCTIONS、配給協力はインターフィルム、宣伝協力はバイオタイド。

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執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno