フランス レジスタンスの英雄ジャン・ムーランを逮捕・拷問し、様々な戦争犯罪で罪に問われながらも、大戦後にはアメリカ軍工作員として活動、その後には南米の軍事政権に貢献し、チェ・ゲバラの暗殺計画をも立案した元ナチス親衛隊員クラウス・バルビーの衝撃のドキュメンタリー映画『敵こそ、我が友〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜』が7月26日より銀座テアトルシネマほか全国ロードショーとなります。

アカデミー賞受賞監督ケヴィン・マクドナルド監督は、再びドキュメンタリーに回帰、アンデス山脈に“第四帝国”創設を夢見たナチス残党の軌跡を辿ることによって、政府とファシストとの醜悪な関係を暴き、戦後の裏面史を白日の下にさらすことに成功した。力強いストーリーテリングにスリラーさながらの緊迫感溢れる展開、チェ・ゲバラの演説風景やバルビー裁判の貴重なアーカイブ映像で構成された衝撃作です。

本作の公開を記念致しまして、ユダヤ人大虐殺の証言映画『ショアー』やアイヒマン裁判を描いた『スペシャリスト/自覚なき殺戮者』の公開に携わり、ベストセラー「靖国問題」の著者としても知られる高橋哲哉氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)をお迎えして、本作の見所を語って頂くトークショーを以下の日程で開催致します。

日時: 8/2(土)17:30の回上映終了後
場所:銀座テアトルシネマ
ゲスト:高橋哲哉氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)

※17:30より本編上映開始/19:00よりトークショー開始/19:20終了予定 7/28より指定席の先行販売開始、満席になり次第受付終了

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執筆者

Yasuhiro Togawa