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フランスで4ヶ月のロングラン150万人を動員した大ヒット映画
ジャン・ベッケル(『クリクリのいた夏』『ピエロの赤い鳥』)監督 最新作
     『画家と庭師とカンパーニュ』初日決定
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君が僕の枯れた心に蒔いた しあわせの種
夏草薫るカンパーニュ。
孤高の画家と、人生最後の刻を生きる庭師…ふたりを優しく照らす、暖かな太陽の光。

『クリクリのいた夏』から8年……ジャン・ベッケル監督が、まばゆいほどの美しい自然の中で、ゆったり過ぎてゆく時間と、いつしか忘れてしまっていた心の豊かさについて再び私たちに問い、ジャン・ベッケル監督最高傑作との呼び声も高い珠玉の名篇、『画家と庭師とカンパーニュ』の初日が、8月2日(土)に決定した。

家族や仕事に恵まれながらも、家族の幸せさえ築くことができなかった孤高の画家(ダニエル・オートゥイユ)。小さな草木に愛情を注ぎ、その成長にささやかなしあわせを感じる余命幾許もない庭師(ジャン=ピエール・ダルッサン)。老境に差し掛かったふたりが過ごす、人生の終焉へと向かう静かで穏やかな日々。
互いの名前を捨て、キャンバス、ジャルダンと呼び合うふたりに、やがて決別の時は訪れます……

現代人の渇いた心に、本当の幸福の意味を鋭くついた本作は、フランスで4ヶ月間に渡ってロングラン上映され、150万人もの観客を動員する大ヒットを記録。素朴だけど豊かな人生の価値観を再認識させてくれた、主人公ふたりの生き方が、人々の深い共感を得た証しとなったのです。

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執筆者

Naomi Kanno