紀伊國屋書店ではこのたび、夏目漱石の初の本格的映像評伝を刊行いたしました。

現代においてさらに重要性が増す夏目漱石の作品群…、今回の上映会+講演会は、その漱石の魅力を実感して頂きたいと思います。

午前の部では、幼少期の生い立ちから作家漱石が誕生するまでをたどる『巻の一 懊悩する魂』を上映。
午後の部では、ロンドン留学から帰国し国民的作家となる過程を描く『巻の二 人間を押す文学』の上映と、日本近代文学研究者 平岡敏夫氏による講演会を開催いたします。

□上映会+講演会について

日時:平成20年7月14日(月) 11:00開演(10:30開場)
会場:新宿・紀伊國屋ホール (紀伊國屋書店新宿本店4F)
入場料:前売1,000円  当日1,200円 (税込・全席自由)
前売取扱:キノチケットカウンター (新宿本店5F/受付時間10:00〜18:30)
電話予約:紀伊國屋ホール 03-3354-0141 (受付時間10:00〜18:30)
お問合せ:紀伊國屋書店 映像情報部 044-874-9659
主催:紀伊國屋書店
協力:ポルケ

□当日のスケジュール(予定)
10:30  開場
11:00  『巻の一 懊悩する魂』上映 <59分>
12:00  休憩(出入自由) *半券をご提示下さい。
13:00  『巻の二 人間を押す文学』上映 <58分>
14:00  講演会 <60分>
       平岡敏夫(日本近代文学研究者)
       聞き手:石崎等(日本近代文学研究者/本作品監修者)

□商品情報
紀伊國屋書店ビデオ評伝シリーズ 文学と時代4
『夏目漱石』DVD2枚組
COLOR/117分(Disc1:59分 Disc2:58分)/英語字幕

JAN:4523215036559/品番:KKCS-98/価格:6,300円(税抜6,000円)
https://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/150166

□内容紹介

『巻の一 懊悩する魂』 <59分>
文明開化、日清・日露戦争—。日本の近代化と同時代を歩んだ夏目金之助。
出生の不幸、幼少期のトラウマを乗り越え、いかに作家・夏目漱石は誕生したか。
その軌跡を松山、熊本、ロンドンでの入念な取材と最新の資料、
研究者のインタビューを交え、たどっていく。

『巻の二 人間を押す文学』<58分>
強度の神経衰弱と闘いながらも着実に[文学]へと向かう漱石。
1905(明治38)年の『吾輩は猫である』から、わずか10年余りの間に、
未完の大作『明暗』に至るまでの数々の名作を世に送り出す。
ロンドン留学を経て、処女作発表から国民的作家となるまでを豊富な資料を用い、
その思想、文学、芸術を紐解いていく。

執筆者

Yasuhiro Togawa