『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』の監督が描く、“視覚の失われた世界”。ジュリアン・ムーア×ガエル・ガルシア・ベルナル×伊勢谷友介×木村佳乃、国境を越え集結した豪華キャストで贈る、衝撃の心理パニック・サスペンスが、この度、第61回カンヌ国際映画祭オープニング作品兼コンペティション部門出品に決定した。

オープニングは、毎年世界中が注目する作品が並ぶまさに映画祭の顔とも呼べるセレモニーで、07年には『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、06年には『ダ・ヴィンチ・コード』が上映されて話題を呼んだ。また、日本人が監督、もしくはキャストとして出演した作品がオープニング作品に選ばれるのは、1990年の黒澤明監督の『夢』以来、18年ぶりの快挙となる。今回の決定を受け、伊勢谷友介、木村佳乃はカンヌ映画祭に参加する予定。

【フェルナンド・メイレレス監督からのコメント】
「『ブラインドネス』はここ最近では珍しい、日本、ブラジル、カナダによるインディペンデント作品で、カンヌのオープニング作品として選ばれ、しかも同時にコンペティション部門への出品が決まったことで、大変喜んでいます。今回、伊勢谷友介、木村佳乃という素晴らしい日本人俳優にも参加してもらうことができました。『ブラインドネス』はダニー・グローヴァーのキャラクターが語っているように我々が見えていると思っている人間の本質が実は見えていないのだというメタファーを描いたドラマです。カンヌ映画祭のあとは、日本がとても大好きなので、私は『ブラインドネス』とともに日本へ行くことをとても楽しみにしています」

【伊勢谷友介からのコメント】
「自分にとって大きな憧れであり、重要な経験であったメイレレス監督との仕事が、とうとうカンヌで世界中の目に触れる日が来ました。正直ドキドキもんです。僕の大好きなテーマを持つこの作品を、自信を持って送り出したいと思います」

【木村佳乃からのコメント】
「以前より監督の大ファンでしたので、この素晴らしい作品に参加できただけでも光栄に思っています。その上、カンヌ国際映画祭へのコンペ部門での正式出品が決まり、大変うれしく思っております」

★『ブラインドネス』の日本公開は、この秋11月全国ロードショー

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