すでに世界各国で公開されている『ランボー 最後の戦場』(日本公開5月24日(土)よりスカラ座他全国東宝洋画系にて)が、全米のみならず、ミャンマー、シンガポール、UAE、マレーシア、タイなどのアジア諸国を中心に大きな反響を呼び、ミャンマーの民主化を呼びかける人達から支持、注目されています。

今回主演と共に監督を務めたシルベスター・スタローンは、ミャンマーで軍政から虐げられ、虐殺されるカレン族の実情を伝える為、あえてリアルな描写にこだわったと言います。その結果、本作は映倫審査でシリーズ初のR-15指定になりました。

<<監督・脚本・主演をつとめたシルベスター・スタローンのコメント>>
本作のバイオレンス表現に関して、主演だけでなく監督、脚本を手がけたシルベスター・スタローンは、前作『ランボー3 怒りのアフガン』と比較して語っている。
「前作はアクション満載だったが、リアルさでは物足りなかったと思っている。映画の中で大勢が死んでいくことには変わりはないが、彼ら一人ひとりのことは誰も気にしないんだ。今回は、国を背負った戦いではなく、もっと個人的な戦いで、暴力や痛みが一人ひとりについて描かれるべきだと考えた。それが、誰もが知っているランボーの最後の戦いを描くのに必要だったんだ」

「それに、これは現実のミャンマーについての映画だから、何が現実かを見せるべきだと思った。世界中の人が知っている“ランボー”でミャンマーの内戦に対する世界の認識を高め、観客にはすばらしい冒険物語を提供する。この2つを融合することができれば、映画として完璧だと考えた。この映画で描かれる残酷な行為もリサーチに基づいた事実だ。これは暴力を見せるためのものではなく、事実に基づいた映像なんだ」

【配給会社 ギャガ・コミュニケーションズからのコメント】
今回シリーズ初のR-15指定を受けたことについて、弊社としては、メッセージ性を持った作品内容からハードなバイオレンスシーンが展開されている事も事実ですので、致し方ない部分もあると考えています。
但し、いたずらにバイオレンスを売り物にする映画ではなく、暴力を描きながら、暴力を否定する反戦映画の側面が多分にありますので、そこを誤解されない様に皆様に伝えていければと考えております。

【映倫からのコメント】
村人の虐殺、女性・子供への暴力といじめ、戦闘中の首・腹など肉体損壊の描写の頻度が多く、15歳未満の観賞には不適切ですので「R-15」に指定しました。

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■監督:シルベスター・スタローン 「ロッキー・ザ・ファイナル」
■キャスト:シルベスター・スタローン
 「ロッキー」シリーズ、「ランボー」シリーズ

★2008年5月24日 日比谷スカラ座他全国東宝洋画系にてロードショー

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