全米ベストセラー小説を『マレーナ』『海の上のピアニスト』等の撮影監督で知られるラホス・コルタイが監督を務め、主演のクレア・デインズほかヴァネッサ・レッドグレイヴ、メリル・ストリープという2大アカデミー女優陣競演で贈る『いつか眠りにつく前に』が、2月23日により大ヒット公開しております。

結ばれなかった愛、成功しなかった夢、完璧な母になれなかった後悔・・・かなえられなかった様々な出来事を人生の最後に思い出す女性と、そんな母を看取ることによって自分たちの人生も見つめなおす娘たちを、包み込むような優しい視点で描いた癒しと感動のドラマです。

輝くように美しい若き日のアンを演じるのは、クレア・デインズ。現在のアンを演じたヴァネッサ・レッドグレイヴと、親友ライラを演じたメリル・ストリープは、本作で再びオスカーを手にするのではと早くもささやかれ、それぞれの実の娘と共演を果たしているのも話題です。アン役のヴァネッサ・レッドグレイヴの長女役には娘のナターシャ・リチャードソン、ライラ役のメリル・ストリープの若き日を演じるのは娘メイミー・ガマー。

 原作のスーザン・マイノットとともに脚本を手掛けたのは、『めぐりあう時間たち』のマイケル・カニンガム。音楽は『ネバーランド』でアカデミー賞作曲賞を受賞したヤン・A・P・カチュマレック。1950年代の美しい衣装を手がけたのは『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞衣装賞を手にしたアン・ロス。

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母から娘への想いを描く本作のキャストを、ヴァネッサ・レッドグレイヴ×ナターシャ・リチャードソン、メリル・ストリープ×メイミー・ガマー、と、二大アカデミー女優の実の母子が共演しているのも話題の一つです。
特にアカデミー最多ノミネートのメリル・ストリープ出演決定まではちょっとした紆余曲折がありました。まず、最初に決まったのは娘のメイミー・ガマー。もちろん監督はこの若手女優をあの、メリル・ストリープの娘とは知らずに、彼女自身の持っている魅力だけで採用しました。その後、何も知らないスタッフはメリルに出演依頼をしたところ、自分が出演することで娘へのスポットライトがあたらなくならないよう、クレジットを娘の後ろであることを出演の最低条件にしたのです!
が、その母が子を思う気持ちが思わぬ悲劇を生むことに・・・・!! 本国のポスター製作の際、メリルのパブリシストが他のキャストより大きく扱え!とオオモメっ!! 結局イメージショットで作るはめになり、作品のイメージが伝わりきらず本国ではオオコケ・・・!?。
しかし日本ではビジュアルバランスよく変えた為本日の大ヒットに繋がっています。親子といえども、社会のシガラミには弱いメリル親子でした。

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監督:ラホス・コルタイ(『マレーナ』『海の上のピアニスト』『太陽の雫』『華麗なる恋の舞台で』撮影監督)
原作:スーザン・マイノット、脚本:マイケル・カニンガム(『めぐりあう時間たち』)、スーザン・マイノット(『魅せられて』)
出演:クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、パトリック・ウィルソン、ヒュー・ダンシー、トニ・コレット、ナターシャ・リチャードソン、グレン・クローズ、メリル・ストリープ
配給:ショウゲート

★映画『いつか眠りにつく前に』は、2月23日(土)より、日比谷みゆき座ほか大ヒット上映中

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