「映画に関する12ヶ月のワークショップ」とは?

 2007年の4月より福岡市で始まった映画を作りたい人を対象とした1年間にわたる映画制作ワークショップです。今年は、第2期目になります。
 ワークショップとは銘打っているものの、映画学校にひけをとらない本格的な内容と、低価格で手軽に受講しやすい点が特徴です。
 また、講師は博多在住でありながら、現役の映画監督・脚本家なので、最新の映画業界の状況や、映画の仕事の実際など、九州ではあまり聞く機会のない貴重な情報を得る事も出来ます。

 昨年は、プロの映画の道を目指す若者から、本格的な趣味として映画を作ってみたい社会人や主婦まで様々な方が参加し、一丸となって3本の映画を作り上げました。今年は、昨年の経験を元に、より優れた映画を作る事を目指します。

■期間:2008年4月〜2009年3月(月4回・全48回)
■場所:福岡市内
■参加費:15,000円(月額)
■参加対象:16才以上の男女・経験不問(未成年者は保護者の許可が必要です。)

【ワークショップ・年間の流れ】

4月 9月からの映画撮影に向けてのプロット(あらすじ)の作成を開始。
   リライトの重要性について。
   主題は何か?シンプルに素材をそぎ落とす。

5月 プロットの作成
   映画のロケ現場での実習。
   撮影の現場での流れ、俳優への演技指導などを学ぶ。

6月 プロットの完成
   映画脚本の書き方について。
   主題を明確にする為にシンプルに描く

7月 「アクターズワークショップ」と合流。
   俳優に監督のイメージを伝え、ドラマを形にする。
   監督の書いたプロットを元に俳優が即興劇を演じ、リアルなドラマを作る。

8月 即興で作ったドラマを撮影する。
   撮影した映像を見て、全員でディスカッションする。

◎ 8月下旬 「映画に関する12ヶ月のワークショップ」第1期作品・上映会 

9月 脚本仕上げ
   完成した作品の中から優秀作品を選び映画化の準備を始める。
   選定された脚本のスタッフを決定し、チームに分かれる。
   俳優のオーディションをし、キャスティング終了。

10月 リハーサル 
    脚本分析
     脚本を正しく理解し、疑問点をディスカッションし、映像化に向けて分析する。
    撮影準備

11月 撮影
    ラッシュの確認
  
12月 撮影予備日
    ラッシュの確認

 1月 編集作業開始
    映画について参加者それぞれが体験を交え、ディスカッションする。
    ※(撮影を振り返っての反省会)

 2月 編集仕上げ 上映会準備
    一年間を振り返って、講師による授業の総まとめ。
 3月 上映イベントを開催。
    各作品の監督及び、俳優・スタッフによるシンポジウムも同時開催します。

※「映画に関する12ヶ月のワークショップ」参加者への特典
「映画に関する12ヶ月のワークショップ」の参加者は、事務局が主催する「映画脚本塾」・「映画俳優のための演技ワークショップ(仮)」をはじめ、その他各種イベントに無料でご参加頂けます。

講師 花野純子(映画監督/脚本家)
博多在住の映画監督・脚本家。映画「DEAD END RUN」(監督・石井聰亙/主演・伊勢谷友介、永瀬正敏、浅野忠信)で脚本を担当。オール博多ロケの映画「赤い夕陽とリオ」では脚本と演技指導を担当。監督作品「ロンリープラネット」(主演・裕木奈江)は、昨年「石井聰亙DVD-BOX Vol.2・PSYCHEDELIC YEARS」に収録。
全国好評発売中。また、今年は新作長編映画を準備中です。

■参加方法 まず事務局までお問い合わせ下さい。参加要項をお送りいたします。
お問い合わせ:電話070-5690-1258 メール eiga12months@ybb.ne.jp
       「映画に関する12ヶ月のワークショップ」事務局 花野孝史
■公式サイト http://www.hananoj.com        

主催:映画に関する12ヶ月のワークショップ
後援:福岡市・福岡市教育委員会/福岡市文化芸術振興財団

執筆者

Naomi Kanno